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2017.05.21 (日)
熱風

GR000187  今日も元気に25時起きから26時出発。せっかくなので朝風呂に入ってぽかぽかになった。外に出るとなかなか寒い。気温は5度だった。昨日は中標津で30度を食らったというのに朝は5度。寒暖差が激しい。油断すると身体を壊しそうだ。5度のサイクリングはそこそこ寒いが、今シーズンはもっと寒い日に何度も乗っているのでどうということはない。

GR000194  斜里を出発してまずは美幌を目指す。斜里-美幌間は55km. 2時間も走ると美幌の町で朝を迎えた。曇り予報だが意外と雲は無く晴れている。斜里-美幌間の334号は登りと下りしかなかった。あとで計算してみるとこの区間だけで650m登っていた。登りで温まって下りで冷える。なかなかの修行だった。薄暗くて写真は撮らなかったが景色は良かった。

GR000197  美幌の町で大休憩した後は美幌峠を登る。この峠も何度もエンジン付きの乗り物で来たことはあるが自転車で登ったことは無かった。美幌側の斜度はゆるい。外はまだ寒いが日が当たるところはほんわか暖かい。まだ朝の5時なのでクルマ通りはほとんど無く静かだった。まったりのんびりと登った。

GR000199  着いた。美幌峠は展望が素晴らしいのでかなり標高が高いと思っていたがそんなことは無い。美幌の町から500mしか上がらなかった。展望台は風が強くて震える寒さだった。

GR000201  摩周湖くっきり。ガスっていなくてよかった。下りは路面は綺麗でクルマもほとんど通らずもう最高、タマランチ会長だった。やはり峠は良い。登りも気持ち良いし下りも気持ち良い。自転車に乗っているときに一番幸せな時間は峠を超えているときかもしれない。

GR000207  美幌峠を下るとすぐに右折して本日のメインイベント、津別峠へ…行くはずが通行止めだった。調査不足だ。冬は除雪が入らない。雪が溶けた後は石や木の枝や葉が散らばってクルマが通れる状態では無いので、たとえ積雪が無くても道路の掃除が終わるまでは通行止めとなっていた。津別峠はまたの楽しみにとっておこう。この津別峠は昨日の知床峠くらい楽しみにしていたので残念だった。

GR000208  帯広への帰路を考える。たった今下ってきた美幌峠へ登り返して美幌まで戻り、240号で陸別-阿寒-足寄へ抜けるのが最も無駄がない。しかし今下った峠を登り返すというのも気が乗らないのでこのまま弟子屈へ抜けて昨日通ってきた阿寒国道を今度は逆から登って阿寒へ戻ることにした。

GR000209  楽しみにしていた津別峠を登れなかったので集中力はプッツリ切れた。摩周温泉の道の駅で足湯に入ったりベンチで一眠りしたり小一時間は休憩した。ここから帯広までの160kmはゆるポタとなった。

GR000210  一眠りしたおかげで頭は冴えて脚はリセットされた。阿寒国道の弟子屈側は素晴らしく眺めが良い。斜面をぐにゃぐにゃトラバースするように切られた道路をせっせと登る。昨日はシビれる下りだったが登ってみると斜度はたいしたことは無かった。時刻は10時前でそろそろクルマ通りが増えるかと思いきや阿寒-弟子屈間を通るクルマは少なく快適だった。

GR000212  覆道の中はひんやりして最高。今日のサイクリング中、一番楽しい時間は美幌峠よりも阿寒国道の登りだった。

GR000213  あっという間に最高地点に着いた。再び雄阿寒岳に挨拶して阿寒まで一気に下る。こちらの下りも素晴らしく気持ち良い。すっかり阿寒国道が好きになった。阿寒は28度近くまで気温が上がっていてなかなかの地獄だった。ここから進路は南に切り替わるが酷い南風が吹いている。

GR000214  阿寒-足寄-本別-幕別間は全く楽しくはなかった。猛暑の向かい風の中をひたすらもがいた。全く気持ちが上がらないのでコンビニが出てくるたびにアイスを食べたり炭酸飲料を飲んで士気を上げて耐えた。自転車が気持ち良い気温は25度までだ。それ以上は山へ逃げた方が良い。

GR000217  阿寒と足寄の間は50kmちかくコンビニが無い。足寄の手前でフラフラしていると右手にイイ感じのソフトクリーム屋があったので吸い込まれていった。美味すぎる。脚を止めるともう漕ぎたくなくなる。ここでもしばらく昼寝をした。日陰は風が当たって気持ち良い。

GR000222  住民たちも日陰に逃げてまったりしていた。

GR000226  足寄まで来たら残り50km. ここから先はパラパラと大粒の雨が降ったり止んだりして不快指数はさらに加速した。ペダルを踏み込む原動力は怒りしか無い。幕別で進路は西に変わりようやく向かい風から解放された。最後は余った脚を全部出し切るように振り絞るように踏み込んで実家ゴール。おいしいご飯を食べて一眠りして、いつも通り夜中に札幌まで運転して明日から仕事だ。


 270km, 14時間, +2,700mのゆるポタだった。楽しかった時間よりキツかった時間の方が長かった。おかげでもっと強くなったので良しとしよう。津別峠は本当に残念だったので近々再訪したい。

2017.05.20 (土)
ラルプ・シリエトク

GR000126  金曜日に仕事を終えたら帯広へクルマを飛ばし実家泊。25時に起きて軽く朝ごはんを食べていざ出発。今日は知床峠を登りに行く。初めて知床峠を通ったのは7年前。学生最後の夏の終わりに自動二輪で北海道を一周したときに通った。あの時自転車でつらそうに、でも楽しそうに峠を登っている人たちを見て羨ましく思った。自動二輪でツーリングしていたもののすれ違う日本一周サイクル野郎やライダーハウスで会うチャリダーがやたら生き生きしていて、いつか自分も自転車で北海道を走り回りたいと思った。

GR000132  帯広を出て本別-足寄を経由し足寄峠をひたすら登る。斜度は無いが長い長い登りだった。この辺りは何度もクルマで通っているので真っ暗でも特に何も感じない。ようやく阿寒に入る頃には辺りはすっかり明るくなり、阿寒のセブンイレブンで最初のコンビニ休憩をした。気温が高い。早々にレッグウォーマーを脱いで半袖短パンになった。エンジンが掛かる。セブンで一定額以上の買い物をするとクジが引けるキャンペーンをやっている。エナジードリンクを買ったのにエナジードリンクが当たってしまった。一気に流し込んだらお腹がパンパンになった。後で考えたらクジの景品は別にその場でもらう必要はなかった。次のセブンまでとっておけばよかった。

GR000136  一休みしたら阿寒国道を登る。斜度はそれほど無いが道路は綺麗で広い。朝なので交通量は極めて少ない。めちゃくちゃ快適だった。ここが頂上かと思いきやまだ先があった。あれは"何ケトー"だろう。

GR000140  すっかり雪がなくなった雄阿寒岳。今日もサイクリング中にたくさんの山に出会った。山屋は新しい山が出てくるたびに嬉しくなるのでお得だ。これは山に限ったことではなく、植物でも草花でも名前を知っているものが出てくると楽しい。僕は樹木、岩、地質についての知識はほとんど無いが、これらの知識もあると山登りも旅ももっと楽しくなると思う。知っていることが多ければ多いほど人生はもっと豊かになる。

GR000141  阿寒国道の弟子屈側への下りは斜度もRもキレていてアドレナリン出まくりだった。こちらから登ってくるほうがハードだろう。弟子屈まで一気に下ると道の駅摩周温泉がある。足湯やジェラートが楽しめるが、ジェラートは開店前だったの通過した。ここからしばらく峠は無く、海に向かって一直線となる。左手に見えるのは西別岳。

GR000146  地球の丸さを感じることができるスポットのうちの一つ、開陽台へ寄っていく。自動二輪で何度か来たことがあるが自転車では初めて来た。激坂だった。10%以上あるだろう。幸い距離は短いがここが今日一番気温が高く汗で前が見えなくなるほどだった。レストハウスが営業していたのではちみつソフトを食べた。美味すぎた。ソフトクリームとはちみつの相性がこれほどとは。

GR000154  開陽台を降りると例の道路。僕の愛用しているツーリングマップル2010の表紙、北19号だ。自動二輪で通ったときには「綺麗なストレートだなあ」と感じるが、自転車で来ると「下ったあと結構登るな…」と感じる。実際はそんなに登らない。

GR000157  ようやく「羅臼まで40km」の青看板が出てきた。海は近い。帯広を出てからそこかしこに鮮やかな山桜が咲いていて癒される。

GR000161  そしてようやく海へ。太平洋とオホーツク海の境目は根室だそうだ。なのでこの海はオホーツク海。羅臼岳にガスはかかっていない。あと2~3時間、どうかもちこたえてほしい。

GR000162  海に出てから羅臼の町まで30kmほどあるが、この区間がえらい向かい風でアップダウンが多く知床峠に入る前にえらい消耗した。羅臼のセイコマで2度目の休憩をしていざ念願の知床峠へ。

GR000166  着いたぜベイビー。登っているときに写真は撮らなかった。思っていたほど激坂ではなかったが、ひたすら距離が長かった。1時間以上登っていたのか。こんなに登り続けられるなんて素晴らしい峠だ。羅臼岳がずいぶん近い。また冬に登りにこよう。

GR000174  あっという間に知床へ下りてきた。見通しがよくてコーナーも少ないので恐ろしい速度が出た。知床から登ったほうが斜度がキツい。次はこちらから登ってみたい。知床は羅臼より気温が高くて風も弱かった。ここでちょうど300km, 今日のゴールの斜里まで残り30kmは楽勝ムードだった。最後に登りや向かい風は勘弁してほしい。無風の平坦でソフトランディングっていうのは理想的だ。

GR000178  次に視界に入るのは海別岳。この山も再訪したい。当時は滑りが下手だったのでスルーしたが美味しそうな斜面があった。今なら楽しく滑ることができるだろう。斜里に2~3日滞在して羅臼岳、海別岳、斜里岳を日替わりで滑るような合宿がしたい。年末年始か。

GR000180  斜里岳はえらい霞んでいた。ここまで来ればゴールはすぐそこ。

GR000181  斜里駅で記念撮影。初めて来た。斜里って電車で来れるんだな。

GR000185  本日のお宿、クリオネキャンプ到着。ゲストハウス一番乗りだった。16時なのに誰もいない。広い王国に人っ子一人いない。受付を済ませてひとっ風呂浴びて、備え付けのPCで記録を書いている。このPC、なかなかサクサク動いて素晴らしい。クリオネキャンプのゲストハウスに泊まるのは3回目だろうか。1,500円ですべすべのモール温泉に入れるし布団はあるしタオルも貸してもらえるしPCはあるしコーヒーお茶飲み放題、髭剃り綿棒歯ブラシまである。その辺のビジネスホテルより強い。無いものを探す方が難しいんじゃないか。あ、浴衣はない。至れり尽くせりだ。夏休みは物凄い数のライダーが押し寄せて阿鼻叫喚の地獄絵図となるが、初夏や秋は平和だ。毎年この時期に来たい。秋に再訪するのもいいかもな。


 330km, +3000m, 至福の13時間半だった。サイクリングのハードさは距離でなく獲得標高に依存すると再認識。サクッと書いたが知床峠は本当によかった。北海道に住んでいるサイクリストの皆さん、ぜひ一度は知床峠を登ってください。
 さあ、本当の闘いは明日だ。さっさと寝よう。

2017.05.18 (木)
ゼロの戦闘力

GR2017  朝練バイクは5パーク。ようやく出だしからシューズカバー・レッグウォーマー無しで出発できるほど温かくなってきた。しかしまだ半袖になるには寒い。昨日の補強で脚が重いので頑張らずに流した。1時間半ほどで終わる5周くらいがちょうど良い。空気は冷たいが日差しは暖かく雲ひとつない青空で天国のような時間だった。今日みたいな日に木漏れ日の差す山の中をせっせと登ったり、潮風を感じながら海沿いを流せたら最高だろう。仕事行きたくねえー。

GR2017  WH-6800が大破したのでRACING ZEROに戻した。大きな力で踏み込んだ時の加速がWH-6800よりも明らかに良い。距離の短い登りを前にして「早めに加速してギアを落とさず登りきる」という時にグッと踏み込むとスルッと加速して調子が良い。WH-6800が鈍すぎるかというとそこまで悪いわけではない。速度に乗れば両者の違いはわからない。どちらが好きかと言えば圧倒的にRACING ZEROだ。両差の違いがわかるようになってしまった。もうWH-6800には戻れない。
 しかし赤色アルミスポークがフレームに合わない。見た目はWH-6800の圧勝だ。多くのインプレだと硬さはWH-6800<RACING 3<RACING ZEROという順らしい。RACING 3 はリアのリムハイトが30mmとやや主張しすぎるものの、細いステンレススポークなのでRACING ZEROよりは落ち着いている。RACING 3の硬さで満足できればこれでアガれるのだが、アルミスポークとステンレススポークには大きな差があると言われている。一度お試しでRACING3を調達してしばらく使ってみようか。
 いや、実は合わないのはスポークの太さの問題でなく単純に色の問題なのでは。だったら黒い普通のRACING ZEROを調達すればよい。まあどちらにせよこの赤いレーゼロがぶっ壊れない限りは次のホイールのことを考える必要はない。いっそバーテープやボトルケージ、ケーブルにも赤を差していった方が逆に統一感が出るかもしれない。

2017.05.15 (月)
【Pearl Izumi】サイクルレッグウォーマー

GR000100  気温が一桁でもガシガシ外で乗れているのはコイツのおかげ。以前寒い日は「冬用ウインドブレークタイツ」というのを履いていた。これは確かに温かいが生地が厚く腰から足首まで繋がっているので脚上げが悪く、ちょっと坂を登れば汗が抜けず不快だった。おかげで寒い時期に乗る気が起きなかった。この春購入したパールイズミのレッグウォーマーは生地は薄く膝は立体裁断になっていてペダリングの妨げにならない。裏起毛で風は通さず暖かさは十分。タイツ-パンツ一体型より脚上げも汗抜けも格段に良い。日中に気温が上がってきたら脱げるのもポイント。丸めれば握りこぶしくらいの大きさになるのでサドルバッグの隙間に入る。ワールドサイクルの記事に書いてあるように、まずレッグウォーマーを履いてその上からレーパンを履いて裾をかぶせる。この順番だと何時間乗ってもずり落ちてこない。身長173cm体重62kgの僕でMサイズがピッタリだった。
 これで秋も10月まで快適に乗れる。サイクリングシーズンを長くすることができて嬉しい。もっと早く買えばよかった。レーパン一体型のタイツはもう買うことは無いだろう。同様にトップスも長袖ジャージや防風ジャケットよりも、半袖サイクルジャージ+アームウォーマー+ウインドブレーカーの組み合わせの方が快適だ。この組み合わせでかなり広範囲の気温に対応できるのでアームウォーマーも注文した。山も自転車も細かいレイヤリングが基本。

2017.05.14 (日)
道北徘徊

GR000068  芦別岳から帰宅後はクルマに自転車を積み込んで北へ。今シーズン初の秩父別で車中泊。北へ逃げれば雨に当たらなそうなので久々に朱鞠内湖へ行くことにした。25時起床の26時出発。気温は5度くらいだったが今日はシューズカバーに厚手のグローブをしてきたのでどうってこと無かった。シューズカバーは偉大だ。本州遠征の時はもっていかなかったのでつま先の冷たい思いをした。

GR000070  真っ暗なポロピリ湖の脇を通って日本海へ出る。森の中は街灯が無いが今日は月が大きかったのでそこそこ明るかった。2時間ほど走れば辺りはすっかり明るくなった。日本海側へ出ても日が当たるまでまだまだ時間がある。今日はずっと南風が吹いていたので序盤は追い風に乗って楽勝だった。毎度書いているが追い風は後半にしてほしい。帰りはもちろん地獄だった。

GR000075  クルマは来ないし道は広いし舗装は綺麗で信号も無い。ノーストレス。北海道は自転車シーズンは短いがどこを走っても快適だ。自転車の乗れない季節はどこへ行っても雪があるので雪で遊べばいい。自転車&山スキーのように季節に合った遊びを選べば北海道ほど素晴らしいフィールドは無い。道民でよかった。

GR000077  霧立峠に着いてもまだ朝の7時で寒い。気温は5度だった。下りは顔が寒くて震えた。

GR000082  朱鞠内湖の周辺にはまだまだ雪が残っていた。ものすごい数の釣り人がいた。朱鞠内湖はいつ来ても良い。全道的に天気が悪くても道北まで雨雲が来ないことはよくある。そういう日に朱鞠内湖に来るので天気が悪いということは今まで無い。朱鞠内湖は天気の良い日にしか来ないので良い印象しかない。

GR000083  クリスタルパークには年に1度は来ているのではないか。

GR000087  お気に入りの美深峠のツルベ橋。ここも天気の良い日しか来ないから良い思い出しかない。

GR000088  美深市街に出てちょうど200km. ここで最初で最後の休憩をした。今日は1度しかコンビニ休憩をしなかった。ハンドル周辺のポーチにおやつをギッシリ詰めて走った。60kmごとにEdge520がアラームを鳴らすように設定して、60km走ったら必ずおやつを食べた。すると腹が減らなかった。今日はずっと寒くて水がちっとも減らないのでコンビニに寄る理由が無かった。僕は調子が良いとハンガーノック寸前まで補給せずに走る悪い癖があるので、アラームが鳴ったら強制的に何か食うのは中々良いアイデアだった。これは山でも使える。

GR000091  美深からは40号を南下して士別で275号に戻る。美深から140kmはずっと向かい風だった。昨日の芦別も相当脚にきていて試練だった。士別を出てすぐの峠"学田峠"と"士別峠"が斜度、距離、舗装、交通量すべて申し分無い完璧な峠だった。僕が士別に住んでいたら朝練コースはここ以外ありえない。士別のサイクリストが羨ましい。

GR000095  秩父別まで残り10kmのところで雨が降ってきた。向かい風のおかげで顔にビシバシ雨の弾丸がぶつかる。気温8度の雨はシビれた。まともに前を向いていられないので顔を下げていたら石を踏んで前輪がパンクした。サイドカットである。また5,000円飛んだ。落ち着いて修理していられる状況ではないのでパンクしたまま10km耐えた。道中330kmよりもラスト10kmの方がキツかった。温泉で生き返った後は休憩所でアイスをぺろぺろしながら日記を書いている。一眠りしてもうひとっ風呂浴びて、交通量が減る夜中に下道でラジオを聴きながらまったりドライブで帰ろう。


 340km, +2,400m, 13時間のポタリングだった。道北は良い。口癖のように言っているがサイクリングするなら"旭川より北、帯広より東、函館より西"に限る。函館-札幌-旭川-帯広を結ぶ道路からちょっと外に出るだけで天国だ。

2017.05.12 (金)
負荷の正体

GR000002  チェーンが到着したので交換するついでにプーリーを手で空回ししてみたら激重だった。お前だったのか、負荷の正体は。ということでプーリーをバラバラにして掃除した。パーツクリーナーを吹けば茶色い液体が出るわ出るわ。いつからこんな状態だったのか不明。気持ち良いくらいジャブジャブ錆びが出て笑ってしまうくらいだった。一通り掃除して油入れて組み付けて完成。クルクル回るようになって気持ち良い。最近のアルテグラ、デュラエースのプーリーはシールドベアリングになっているのでメンテナンスフリーだが、現在の下位グレードやコイツ(シマノ600)はブッシュベアリングなので定期的にメンテナンスしなければならない。気をつけよう。

GR000005  できた。お美しい。チェーンも交換して試しに乗ってみると軽い、ペダルが軽すぎる。ギア1, 2枚ってレベルじゃない。まるでリミッターが外れたようにクルクル重たいギアが踏める。次のサイクリングが楽しみだ。チェーンを変えたおかげで変速もスパスパ決まって最高に気持ちが良い。8速チェーンは一番高価なKMC製でも2,000円以下で買えるので3,000km乗ったらさっさと交換してしまおう。スプロケも2,000円以下なのでチェーンと同時交換してもいい。
 以前STIの中でグリスが固着していて変速ができず、バラバラにしてパーツクリーナーを吹いて古いグリスを溶かして解決したことがある。次はどこが悲鳴をあげるのか。順番的にBBが来そうな気がするが…。長距離を乗る前には注意深く点検しよう。コンポは20年前のシマノ600. 頻繁にあちこち調子が悪くなるがそこは愛でカバーしよう。手間がかかる子ほど可愛気がある。この自転車に乗り続けるなら良質の中古6400シリーズをいくつか確保しておいた方が良いかもしれない。どうせ替えるなら少しずつ74デュラに替えていくのが面白そうだが、74デュラは8速最後のデュラエースなので中古価格も結構高い。それでも新品で9000デュラを揃えるのに比べたら半額以下だが。お古のコンポでやりくりするのは地味に楽しい。

2017.05.10 (水)
【Garmin】Edge520とOpenStreetMap

 310XT, 920XTとこれまではラン兼用のサイクルコンピュータを使ってきたが、この度ついにサイクリング専用コンピュータEdge520を手に入れた。地図を表示するためだ。北海道を走る分には310XT, 920XTの簡単なルート表示で何も不自由しなかったが、さすがに本州を何日も走るので地図を表示したかった。
 Edge520クラスの大きなサイコンになればmicroSDカードスロットがついているだろうからjnxなりOSMを入れてやればそれっぽく動くだろう。ということでロクに調べず注文したらEdge520にはmicroSDスロットは付いてねえ、本体メモリは100MBもねえ。Edge520は下位モデルなので地図機能は貧弱だった。本体容量に余裕があってOSMを入れられるのはEdge820. microSDが入ってjnxを扱えるのはEdge1000. ガッデム。よく調べなかった自分が悪い。

GR021681  Edge820に交換しようか考えていたところGARMIN EDGE 520J用の超コンパクトなOpenStreetMapを作っている救世主がいた。早速インストールして自宅付近や帯広へサイクリングした時にテストした。問題無く軽快に動いて素晴らしい。本州を縦断するには「本州西(WE)」と「北東日本(NE)」の二つの地図が必要になる。WEとNEの両方の地図データはギリギリEdge520に入るので「両方の地図をEdge520に入れておいて途中でリネームして入れ替える作戦」をとった。前半戦はWEの地図で走り、後半戦に突入する前に先生のPCを借りてgmapbmap.img(WE)をgmapbmap_WE.imgに変更し、あらかじめ入れておいたgmapbmap_NE.imgをgmapbmap.imgにリネームして事なきを得た。この二つの地図データをリネームして使うことで九州以外は網羅出来ている。地図データを入れ替える事は今後しばらく無い。2つのファイルを結合したファイルがあればこんな手間は必要無いが、単純に2つのファイルを結合したときに容量が単純に加算されるのかは不明。この辺の問題があるから4エリアに分かれているのだろう。
 九州の地図は入っていないので福岡から北九州の門司までは地図無しで走った。北海道では実際に本州の地図が表示されるかどうかテストすることはできない。福岡から門司まで頼りない一本のルートに沿って走った。本当に地図が表示されるかヒヤヒヤものだったが、門司に入った時にOSMが表示された時は嬉しくて感動した。あらかじめルートは引いてきているので、万が一OSMが表示できなくても敗退は無いが。

 サイクルコンピュータとしての性能は申し分ない。大画面で見やすい。電池持ちはまずまず。深夜0時に出て夜明けの6時までの6時間を10%のバックライト点灯、その後15時までの9時間をバックライト無しで走行して15時間で電池が切れた。GLONASSやBluetoothは当然オフ。310XTと違って充電しながらでも走れる。端子は裏側にありマウントに干渉しない。K-Edgeのマウントに載せたまま充電して走れる。長距離の時はモバイルバッテリーとケーブルをもっていけば電池は気にしなくてよい。別の記事で書いたがBluetoothでiPhoneに記録を飛ばすのも早い。310XTの上位互換となってくれて大変気に入っている。温度計が内蔵されているのも地味に楽しい。僕のEdge520はJではないので日本語の地名は表示できないが全く困らない。日本語版との差額は1万円。この金額をどう考えるかは使用者次第。完全に上位機種のEdge820, Edge1000を食っている。Edge520もまた"今年買ってよかったサイクリング用品オブザイヤー2017"のうちのひとつ。

2017.05.08 (月)
【TOPEAK】Mini Morph

GR021837  僕がロードバイクに乗り始めた2012年には既にCO2ボンベが普及していた。日帰りサイクリングはボンベ2本、チューブ2本で十分。1泊2日なら2日目はやや低圧になるが、空気を入れなくても問題無く走れる。ゆえに今まで携帯ポンプが必要なかったので持っていなかった。このたび2泊以上のサイクリングを計画したので携帯ポンプを買った。評判の良いTOPEAKのロードモーフミニモーフで悩んだが小型のミニモーフを選択した。自宅でタイヤの空気を抜いてミニモーフで空気を入れてみたところ、110回のポンピングで6.5bar(95psi)に到達した。片膝を付いて利き手で体重を乗せてポンピングする。携帯ポンプで適正空気圧にするのはもっと疲れるものだと思っていたが意外とあっけなく入った。両モデルとも空気圧計付きモデルも販売されているが、"0barからのポンピング回数"と"好みの空気圧での手応え"を覚えれば空気圧計は不要。ミニモーフで6.5bar入れるのは簡単だったが、7bar入れようとすると一気に肉体労働度が跳ね上がる。高圧が好みの人はロードモーフを検討したほうが良い。ロードモーフは実物を見ると結構長いが中空なので軽い。両者の重量差は30gしかない。

 収納時の全長はロードモーフが35cmでミニモーフは26cm. ミニモーフはORTLIEBのサドルバッグLに入る。荷物が多いときはフレームに付ける。フレームに携帯ポンプを装着すると"旅バイク感"が出て美しい。しかし外付けすると雨や砂や石が当たって痛むのでなるべくはサドルバッグに入れたいところ。CO2ボンベ2本と口金を持つのと、ミニモーフを1本持つのとでは重量もカサ張り具合もそれほど変わらない。ボンベ2本は3回パンクしたら終了だが、ミニモーフは何度でもパンクできるという安心感がある。今後長距離を走る時はミニモーフを持っていくことにした。CO2のメリットは充填が早いこと。CO2は平日短距離サイクリングや通勤用にする。
 ミニモーフの完成度の高さには大満足している。携帯ポンプは一個目でアガり。とても良い買い物をした。まだ携帯ポンプを持っていない人、7barまで上げない人はミニモーフで間違いない。

2017.05.07 (日)
最終日 銀の弾丸

GR021827  25時起床。近所のすき屋でゆっくりご飯を食べて26時に出発した。今日は函館から江別の自宅へ帰る。ルートは色々考えたが最も簡単な230号中山峠経由で行くことにした。クルマで何度も通っていて地図を見なくてもいける。深夜の函館市内はクルマがほとんどいなくて快調。大沼に入ると急に気温は下がってシビれる寒さだ。温度計は2.8度を指していた。大丈夫、すぐに日は登る。これ以上状況は悪くならない。振り返ると駒ケ岳のシルエットが美しかった。

GR021828  八雲でようやく朝が来た。大沼で小雨に打たれたが八雲に入る頃には上がった。秋田あたりからペダルが重たいと思っていた。昨日確認してみるとチェーンがだるだるに伸びていた。あと1日くらいなんとかなるだろうとそのまま来てしまった。これが沼の中を走っているように脚が重たくて、ちょっとした坂でもインナーを使わされてかなり厄介だった。昨日のうちに交換しておくべきだった。

GR021832  豊浦を抜けて洞爺湖沿いのアップダウンに耐え、ルスツに入ればもう残り100km. 久々に羊蹄山を見た。洞爺湖は曇っていて写真無し。喜茂別に入ると雨が本降りになってきた。雨宿りするか悩んだが坂を登っているうちは暖かいから大丈夫なので耐えることにした。幸い中山峠の頂上付近で雨は上がった。助かった。下りで降っていたら地獄だ。

GR021834  札幌市のカントリーサインを見てついに帰って来たと実感した。江別市民だけど。

GR021835  下りで右手のクルマに退路を塞がれ段差を回避できず、前後輪同時にパンクした。さらに前後輪両方リムが曲がった。相当振れている。ここまでパンク無しで来たのに最後の最後にこんなイベントが待っているとは。中山峠怖すぎ。チューブを入れて走り出したがリムが変形しているのでブレーキの効きが悪い。あまりスピードは出せない。自宅まで残り30kmはゆっくり帰ってきた。15時頃に家に着いた。洗濯をしてご飯を食べて銭湯へ行った。自転車の片付けは明日やろう。

GR021518  初めての輪行、初めての道外、初めての連泊と初めてだらけだったがそこそこ上手くいった。ありがとうパナチ号。今回もっていったがほとんど使わなかった装備や、逆にもっていかなかったことを後悔した装備がある。行動や補給に関する反省もたくさんある。僕のGWは山スキーと沢のちょうど間の季節でサイクリングにちょうど良い(サイクリング以外に遊びの選択肢が無い)。来年は今年の反省を活かしてもっと楽しく上手に効率的にサイクリングをしよう。内陸の山岳、太平洋側、九州、四国、沖縄、離島、まだまだ自転車で行ってみたいところがたくさんある。
 目を瞑ってこの10日間のことを考える。浮かんでくるのは浜田のアップダウン、加賀の雷雨、輪島の冷え込み、そして笹川流れの恐怖と朝焼。しんどい思い出の方が心に残る。メンタルもフィジカルもまた一段と強くなった。山もサイクリングも日常生活でも「あの時に比べたら」という気持ちが様々な困難や逆境に立ち向かうためのエネルギーになる。長期の自転車旅行は良い。もっと若いうちにやっておくんだった。

result 28(金) 福岡-下関 90km +580m
29(土) 下関-出雲 320km +3,320m
30(日) 出雲-舞鶴 320km +2,430m
01(月) 舞鶴-金沢 240km +1,720m
02(火) 能登周回 340km +3,060m
03(水) 金沢-新潟 330km +1,700m
04(木) 新潟-秋田 300km +1,770m
05(金) 秋田-大間 260km +1,780m
06(土) 完全休養
07(日) 函館-江別 260km +2,450m
合計 2,460km, +17,280m

2017.05.05 (金)
8日目 別れと再出発

今日も元気に24時発。昨晩泊まった"あゆっこ"は素敵な宿だった。部屋は綺麗でご飯がうまい。また来たい。今日もなかなかの冷え込みだが、昨日の笹川流れの地獄を抜けてきた僕らには問題にならない。走っていれば必ず朝が来るのだ。

まずは110km離れた新青森駅に先生を送り届ける。青森県の手前でヤタテ峠を越えた。ここは斜度も距離も道路も申し分なく100点満点をあげたい峠だった。真っ暗なのが残念だが。来年のGWは内陸の峠越えにこだわって日本縦断をやるのも楽しそうだ。200km, +4,000mを毎日続けるような。

僕は脚の調子が良かった。青森まで結構いいペースで上げてきたが、先生は遅れることなく着いてきてくれて嬉しい。強い。僕の母と同じ歳とは思えない。こんなに走れる50代が日本に何人いるだろう。
始発の時間には余裕で到着した。記念撮影と先生へのお別れを済ませて僕は大間を目指した。

新青森駅から大間まで160km. フェリー乗り場には16:30に着けばいい。まだ11時間もある。15km/hで走ったって間に合う。とりあえず駅近くの吉野家で腹ごしらえをした。

先生を青森まで送り届ける仕事は終わったしフェリーの時間まで余裕。ここまで結構飛ばしてきたので脚もダルい。国道4号は道路がガタガタで疲れた。どうも掛からないので野辺地で1時間くらい眠った。朝の涼しさと日差しの暖かさが心地よかった。

野辺地を越えるといよいよ下北半島だ。函館の立待岬から何度も見たことがあるが足を踏み入れたのは初めてだ。途中、湧水亭という茶屋でグルメ休憩。湧き水で顔を洗いボトルに水を入れた。サイクリストには湧き水を見つけると吸い込まれてしまう習性がある。

横浜の町は菜の花が美しかった。最盛期は5月末で、菜の花のお祭りも開かれる。野辺地から"むつ"までかなりの数のサイクリストとスライドしたが、追いつき追い越しは無かった。なぜだ。結局この旅では一度も野良バトルや即席トレインは無かった。

むつから北東へ進路を変えるといよいよ海は右手に変わる。太平洋だ。太平洋沿いは風向きが変わり、ここから猛烈な向かい風となった。風間浦の辺りはかなり厳しく歯を食いしばって我慢の時間だった。

そしてようやく大間にたどり着いた。本州最北の地だ。雰囲気が宗谷岬とそっくりだった。すぐ近くに函館が見えた。

フェリーの時間まで3時間近くあるので大間温泉でまったりした。大間温泉は380円と格安で熱いサウナ、冷たい水風呂と文句なしだ。"熱いサウナ、冷たい水風呂"というフレーズは僕のヤマレコの記録中の短い風呂レビューに度々登場する。何を当たり前のことを、と思うかもしれないが世の中にはぬるいサウナやぬるい水風呂が多く存在するのだ。

フェリーはスッカスカだった。夏休みは混むがGWの北海道はこんなもんだろう。いや、青森-函館はもっと賑わっているのかもしれない。今回は恐山をスルーしたので今度下北半島へ行くときは立ち寄りたい。今回の旅は自転車で本州を走り抜けることが目的だったが、その過程で"次は寄っていこう、明るい時間に通ろう"という観光地をたくさん知った。これは大きな収穫だった。特に笹川流れな…。

自転車は輪行袋に入れればタダだが、バラすのが面倒なので1,000円払って預けた。輪行袋は往路の飛行機で一度使っただけで以降はずっとお荷物だった。福岡空港へ降りたら輪行袋を自宅へ送ることも考えたが、自転車か身体が自走不能になったら袋に入れて帰らなければならないのでずっと持っていた。

ついに北海道、函館へ上陸した。ここまで予定通りに行けたのは天気が味方してくれたおかげだ。

とりあえず夕食。自転車を5分も漕げば櫓屋到着。久しぶりの花火は美味かった。

今日の宿は自動二輪時代に何度もお世話になったライダーハウス、ライムライト。途中、函館駅を通るので"親子"の前で記念撮影をした。今から自転車を解体してスーパー北斗に乗れば余裕で自宅へ帰れるがそれじゃダメだ。

明日は全道的に雨が降るので函館に滞在することにした。愛する函館に丸一日"グルメ滞在"できるなんて幸せだ。明日は一回転もペダルを回さなくてよい。

ライハは3割ほどしか埋まっていなくて空いていた。昨日一昨日は満員で10組以上お断りしたそうだ。誰のイビキも聞こえない静かな夜だった。


260km, +1,700m, 13時間の旅だった。前半はかなり飛ばしたが後半はのんびりグルメライドだった。

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