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2017.12.07 (木)
【mont-bell】バーサライトジャケット
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 4年間愛用してきたモンベルのトレントフライヤージャケットを紛失してからしばらくカッパを持っていなかった。モンベルアウトレットでバーサライトジャケットが安くなっていたので購入した。主に沢登りで使用している。夜明け前の出発時や下山を始めて身体が冷えてきたら着る。透湿性は頑張らなくていいので安くて軽くて頑丈でラフに使えればなんでもよかった。岩やヤブに引っ掛けたり焚き火の火の粉が飛んできたりするので安いことは結構重要。

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 バーサライトの素材はモンベル独自の防水透湿素材「ドライテック」だ。ゴアテックスより安いが透湿性は劣ると言われている。しかし僕はレインウェアの透湿性が試される状況に遭遇しないのでドライテックとゴアテックスの違いはよくわからない。夏の尾根で雨風が強いとカッパを着るが、行動中は温かいのでカッパの下は肌着一枚で涼しめに調整する。僕は季節を問わず山では多少寒いと感じるくらいにレイヤリングを調整をする。そうすると汗の量を抑えることができてウェアの透湿性への依存度を減らせる。そのため素材による透湿性の違いを意識することは無く、ゴアテックスもスーパーハイドロブリーズもドライテックもH2NOも「それなりに水分が抜ける」程度にしか考えていない。ウェアの内側の蒸れは素材のスペックよりも「出力とレイヤリングを調整する」の2点を守りそもそも汗をかかないようにすることが最重要だ。雨が降っていても寒くなければカッパを脱ぐ。「雨が降っているからカッパを着なければならない」という概念にはとらわれない。半袖で雨に打たれようが沢に入ろうが身体が冷えなければ全く問題無い。

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 雨の話から離れて防風シェルとしてのカッパの話をする。ハイキング中に冷たい風が吹いたときは今年から使い始めたpatagoniaのフーディニジャケットを着ている。薄く軽くしなやかで肌触りが極めて良い。それでいてしっかり風を防いでくれる。畳めば小さくなる。とても気に入っている。多少の雨は撥水するが防水ではないので雨の中で着ているとじわじわ水を吸って重たくなり風が吹くと冷える。なので本降りの時はカッパを着る必要がある。南アルプスでは雨が降ればバーサライト、雨が降っていないときはフーディニと使い分けた。しかしジャケットを2着持っていくと荷物が増える。バーサライトがあればフーディニを持っていく必要は無いが、雨が降っていないときの着心地はフーディニの方が良いので悩むところ。もしもフーディニの快適さを知らなければ何も悩むことなくバーサライト1着で行くのだが。
 上位モデルのカッパはしなやかで着心地と防水性をハイレベルで実現しているが高い。しかし以前使用していたモンベルトレントフライヤーは脇腹のポケットが無く僕好みの作りで、生地は薄くしなやかで着心地がよくかなり気に入っていた。バーサライトが大破したら再びトレントフライヤーを買うか悩む。バーサライトに穴が空いても泣かないが、トレントフライヤーに穴が空いたら泣くかもしれん。

■良い点
・安い、軽い、丈夫
■悪い点
・ゴワゴワしていて着心地は普通。良くはない
・脇のポケットは不要
・透湿性はゴアテックスより劣る"らしい"

2017.11.11 (土)
【BlackDiamond】Alpine Light Pants
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 沢登りを始めた頃はファイントラックのカミノパンツを履いていた。薄手でよく伸び履き心地は抜群に良く、耐久性も高くて気に入っていた。価格は高め。カミノパンツがくったくたのボロボロになってからはPAINE(石井スポーツ)のSCHOELLER NANOSPHERE PANTSというのを履いていた(現在は廃番)。安くて履き心地は良く耐久性も高く気に入っていたが、膝に大きな穴が空いてしまった。そこで次の沢パンをということで秀岳荘でセールの時に購入したのがBDの薄手パンツ。生地はカミノパンツより更に薄い。何度か沢で使ったが、尻でフリクションを効かせたりハイマツに引っ掛けたらすぐに破れそうな気がするので沢で使うのはやめた。春、秋のハイキングやラントレ用にした。
 (奇跡的にBDロゴが写ってる写真があったが、よりによって歯磨き中のやつとは)

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 これ本当に良い。セールでポンと購入したみたいなことを書いたが、PAINEのパンツに穴が空いてから理想の薄手パンツを求めて多くの製品を試着した。モンベルのパンツはほとんど履いた。「どうせすぐに破れるし一番安くてポケットが少なくシンプルなやつでいいや」ということでモンベルのハイキングパンツ、ODパンツなどから攻めた。ところがほとんど合わない。僕は大腿が太い。大腿の太さに合わせてサイズを上げると腰回りがぶかぶかになるし、サイズを下げると脚上がりが悪い。安いパンツは立体裁断になっていないのが原因だった。

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 中々理想のパンツに出会えない日々が続いたが、秀岳荘で試着したBDのパンツは僕専用に作られたんじゃないかってくらいピッタリでかなり気に入った。腰回りは太過ぎず、長さも丈調整しなくてもピッタリで、大腿もゆとりがある。股のところが通常のパンツとは異なる特殊な立体裁断になっていて、とても脚上がりが良い。内臓のベルトはスライダーではなくフック式なので不意に緩むことが無い。あまりにも快適なので予備に同じのをもう一枚購入して普段履きも仕事場でもこれを履いている。BDのワンポイントロゴは控えめなのでわかる人にしか山ウェアには見えまい。これで持っている服のほぼ全て高機能系になった。下着は全て化繊に入れ替え済みだ。走れる靴しか持っていない。カジュアル最後の砦だったジーンズも履く機会がほとんど無くなってしまった。

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 結局沢パンはPAINEのパンツの大穴を塞いでまだまだ使うことにした。沢パンはある程度厚みが要る。これがダメになったらまたカミノパンツかな。高いが耐久性がメチャ高い。
 アルパインライトパンツはパドルクラブにまだまだ在庫がある。10%引きの日に買いに行くと良い。通販で買うより安い。パドルクラブはトレッキングパンツの品揃えが良い。各メーカーかなりの在庫がある。オフシーズンの今はお値打ち価格で買えるので、時間に余裕がある日にじっくり試着することをおススメしたい。

■良い点
・価格が安い(市場価格¥9,000くらい)
・スライダーよりも緩みにくいベルト
・脚上がりの良いストレッチ素材
・脚上がりの良い立体裁断
・控えめなBDロゴ

■悪い点
・カラバリの緑は明るすぎて微妙。もう少し暗い方がいいなあ(人による)
・右大腿の謎ポケットは不要
・尻ポケットは不要

2017.10.30 (月)
最近の行動食事情
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 先日、十勝-大雪を日帰りしたときの行動食について聞かれたので最近の行動食事情について書こう。ここ2年くらい山ではセブンイレブンの菓子パン、惣菜パンばかり食べている。沢もハイキングも山スキーも、一年を通して日帰り山行はセブンのパン。2.5時間で1個を目安に予定行動時間に応じて量を調整する。ガツンと腹にたまる惣菜パン(コロッケパン、メンチカツパン、定番のソーセージロールなど)を主軸に王者・パンケーキ&めろんぱんで脇を固める。パンケーキは期間限定でクリームチーズや塩キャラメル、チョコなど様々な味が出る。ここ最近のコーヒークリーム味はなかなかだった。まあ定番のメイプルマーガリンが一番うまい。惣菜パンで言えば先週のフッタルで食べた「タルタルフィッシュフライバーガー」は感動モノの美味しさだった。定番化してほしい。
 十勝-大雪は24時間以内に終わると見積もって8~10個のパンを持っていった。それとおやつのピュレグミ。すっぱいピュレグミは口の中がスッキリして士気が上がる。グミは寒いと固くなるので夏限定。
 フッタル1周ではパン1個、2周では2個でちょい足りないくらい。羊蹄山の山スキーではパンを2つ持っていく。出発して2時間ほどで1個目を食べる。標高が1,400mを超えて風雪が強まってきたらバラクラバとメットとゴーグルで武装し、爪を履いて板を担ぐ。このときに2個目をしっかり食べておく。水も飲めるだけ飲む。ここで食べておかないと外輪は風雪が強くて補給どころではないし、滑り始めたら休憩はしないので下山まで補給は無い。パンケーキは冬も食感が変わらないのが良い。惣菜パンはどれも凍らない。

 マルトデキストリン、グラノーラ、甘納豆、大福、羊羹、あんこ玉。今まで色々試してきたが今は日帰り山行はパンに落ち着いた。このスタイルはきっと当分変わらない。グラノーラをはじめ顆粒の食料をボトルに入れて、行動しながら小まめに補給するスタイルが理想的なのはわかっている。しかし僕には合わなかった。歩いていればレイヤリング調整やルートの確認、ビューポイントで脚を止める機会が出てくる。その時にお腹が空いていなくても腹に入れるように意識している。天気が良くて脚がノッてくると止まるのが億劫になるが、ぐっとこらえて立ち止まりしっかり水と食糧を入れる。長期的に見ればノリで進み続けるよりも止まって補給した方が絶対に良い。腹が減ってからでは遅すぎる。何度も書いているが長距離山行も自転車ロングライドも成功するかどうかは補給のタイミングが最重要だ。腹が減っていなくても食うこと。文字にすると簡単だがこれが意外と難しい。
 マルトデキストリンをはじめジェル系の液状糖質は栄養学上は身体は動くが士気が上がらないのでメインのエネルギー源にするのはやめた。ジェルは常に高い強度で走り続けて咀嚼や消化どころではないトレイルランナーや、何日間も動き続けて消化器が弱ってくるアドベンチャーレーサーのための補給食だ。僕らのような日帰り山行なら消化器は朝から晩まで元気いっぱいだし、ランナーでもないので立ち止まってモグモグする余裕もある。ジェルを導入するメリットはほとんど無い。高いし。買ったことないけど。美味しいパンをよく噛んでしっかり食べて消化して、健康的にいくのがベスト。

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 パンはセブンイレブンが一番美味い。よく利用するセブンの場所は把握している。札幌を出る前に買うか、ふもとの町で買うかはセブンの通過時刻による。深夜の田舎セブンはパン入荷前だと棚がスカスカということがよくある。そんな時は札幌市内であらかじめ調達しておく。札幌市内のデカいセブンは深夜でも結構な種類のパンがある。理想は前日のうちに調達しておいて、家を出る前にザックに入れておくことだが、それはあまりやらなくて当日調達になることが多い。あまりに頻繁にセブンを利用するのでANA QUICPay + nanacoを作った。一回の会計で1.25%とスズメの涙程度のマイルが貯まる。SUICAと違ってチャージ不要なのが良い。ANA QUICPayはサイクリングでのコンビニ補給時も重宝している。いつか失くしそうで怖い。

 昔はカロリーや糖質の量や一時間に使用するエネルギーの数値なんかを計算して頭を悩ませていたが、結局山では「腹が減る前に腹に溜まる美味しいモノをドカンと入れる」という最も単純明快な答えに行き着いた。「自分はこのくらい歩くにはこのくらいの食料が必要」というのは経験値を貯めて精度を上げる必要がある。

2017.10.27 (金)
【PETZL】Actik Core

 長いので結論から先に書くと「USB充電できるペツルのアクティックコアが気になっていたが、冬に使うには容量が足りないとロック機能が無いのは我慢ならん。やはりBD STORMは安定だな」ということ。

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 南アルプスではGPSロガーGarmin Edge520とiPhoneの2つを充電するためにモバイルバッテリーを持っていった。Edge520は一日中ログを録り続けるとBattery Lowになる。ここから最大まで充電してもモバイルバッテリーの容量はほとんど減らない。Edge520のバッテリー容量は600mAhらしい。iPhoneもたまに登山道の確認や尾根で天気予報を確認するくらいで、一日中機内モード運用なので電池がほとんど減らない。南アルプス5泊6日の旅で13400mAhのcheero PowerPlus3は1メモリも減らなかった。Edge520は毎日充電しないといけないし、緊急時に電話が使えないのはまずいので、モバイルバッテリー自体を荷物から削ることはできない。さすがに今回持っていったPowerPlus3は大きすぎた。容量は山行日数を考慮して適切なサイズを選ぶべきだった。

 南アルプスではヘッドライトは新型STORMを使った。使った電池はEnergizerリチウム8本。最初の4本は8時間、次の4本も8時間で丁度切れた。満月の週を選んで山に入っているのでかなり減光して使用している。STORMの最低輝度は90lmだ。さすがに満月といえども90lmは暗いので最低から少し上げて使用している。120lm程度だろうか。計れないので正確な値は不明。「夏場に満月であればSTORMにEnergizerを入れて8時間もつ」。これは今後長距離山行をするときに持っていく電池の量の参考にしたい。

 USB充電できるペツルのヘッドライト、アクティックコアが気になっていた。ヘッドライトをモバイルバッテリーから充電できれば予備の乾電池を何本も担がなくてよい。アクティックコアはリチウムイオンの専用電池"コア", ニッケル水素電池(エネループ), リチウム乾電池, アルカリ乾電池の4種類を使える。電池持ちも光量もリチウム>コア>ニッケル水素>アルカリの順に優れている。コアは低温に強いと謳っている。試していないがリチウムより優れているということは無いと思う。冬にコアを試したというレポートを見たことがない。今後の報告に期待しよう。
 シロがアクティックコアを買ったというので貸してもらって何度か試してみた。もちろんコアを入れた状態でのテスト。光量はSTORMの無段階調整と違って弱中強の三段階。電源オン時にボタンを押す回数で切替えできる。5lmの弱は小屋やテントで手元を照らすのに使う。強はかなり強力で遠くの様子を確認する用途だ。強は1時間ももたないのでスポット的に使う。常用するのは中だ。中は100lmということだが僕がSTORMで常用する"最低よりちょっと明るくしたくらい"の光量はある。通常使用は中で十分だ。コアで中を運用すると5時間程度で電池切れとなった。夏は問題無いが、冬は1時出発だと6時までしかもたない。6時はまだ暗い。更に冬は低温でランタイムが落ちるので、僕らのスタイルだとコアの容量で冬は心許ない。それとSTORMにはある「ザックの中で誤点灯防止」のロック機能がアクティックコアには無い。これは結構イタい。ロックはヘッドライトには必須機能だと思うのだが。
 STORMはニッケル水素電池運用で冬の日帰りに十分耐える。Energizerを入れれば長くて2泊3は電池交換不要だ。何日も山に入るときは予備の乾電池を何本も持つ必要があるが、本州の山へ行く時は当然決戦電池Energizerを持っていく。単4Energizer4本の重量は30g程度である。この荷物を減らすために夏しか使えないアクティックコアを買うのは無い。普通の登山者はこんなに長い時間夜間行動をしないのでアクティックコアは検討の余地がある。

 というわけでやっぱりSTORM先生は最高です。もしも単4電池4本分程度の大きさのリチウムイオン電池でリチャージブルSTORMが出たら何も言う事が無い。ちなみにアクティックコアはSTORMより電池1本分軽いが僕はヘッドライトの重さはそれほど気にならない。ツバ付き帽子をかぶるとツバの上にヘッドライトが乗るのでズレないし揺れない。ツバに遮られて真下を照らす力は弱くなるが慣れれば気にならない。ヘッドライトとツバ付き帽子は相性が良い。
 STORMのバンドが緑色なのは旧型のバンドがまだ使えたので移植したから。この緑のSTORMは僕と一緒に様々な修羅場をくぐりぬけてきた相棒だ。愛着がある。頭の大きさは変わらないしゴムも全然伸びないのでスライダーは切った。取り回しが良くなってGOOD. メットに付ける時はスライダー付きのバンドに交換する。今回アクティックコアを貸してくれたシロに感謝。山道具を貸してもらって試せるって本当に素晴らしいことだ。僕は友達が全然いないので基本的に道具は自分で買って試すしかない。

■良い点
・USB充電できるので連泊時に乾電池の持込みを減らせる。
・明るさ弱中強の切り替えはSTORMの無段階ディミングより使いやすい。
・コアは充電が早い、明るさの維持が優れている、

■悪い点
・ロック機能がない
・新月だと100lmでは暗い

2017.10.23 (月)
【C3fit】Inspiration
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 5年前にサロマ100kmに出ると意気込んで毎日ガンガン走り込んだ結果、腸脛靭帯炎を味わった。それから膝を労わるために一時期CW-Xのスタビライクスを履いていた。サポートタイツは脱ぎ履きは面倒だし履き心地も良くはないし暑い。しぶしぶ履いていたが徐々に膝まわりの筋力が鍛えられて腸脛靭帯炎は卒業し、いつの間にか履かなくなった。サポートタイツを履かなくなってから随分経つが南アルプス前に買い直した。購入の動機は寒さと雨対策。
 9月の北海道、10月の南アルプスの夜明け前はさすがに寒くて生脚はしんどい。薄手のトレッキングパンツか短パン+タイツの2択になる。雨が降ってレインパンツを履く時のことを考えるとタイツしか無かった。トレッキングパンツの上にレインパンツを履くと暑いし、トレッキングパンツを脱いで生脚の上にレインパンツを履くと内側でペタペタくっついて脚上がりが悪い。しかしタイツの上にレインパンツなら暑さも脚上がりもマシだ。実際に南アルプス3日目の茶臼小屋-三伏峠間はずっと雨降りでタイツの上にレインパンツを履いたところ、全くストレスが無く快適だった。冷たい雨の日はタイツの上にカッパに限る。

 今回購入したのはC3fitのインスピレーション。秀岳荘でC3fitとCW-Xの各モデルを全サイズ試着できるので徹底的に履き比べた結果、インスピレーションがダントツで良かった。生地は薄い。縫い目も薄い。テーピングが無いので履きやすくゴワゴワゴロゴロしない。CW-Xのスタイルフリーは似たようなコンセプトで価格も安く魅力的だが、これは試着が無かったので試していない。レビューによるとピッタリ感はインスピレーションの方が上らしい。さすがにインスピレーションは価格が1.5倍するだけある。身長173cm体重60kgの僕はSがぴったりだった。あまり参考にはならない。絶対に試着したほうがいい。

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 9月の忠別小屋泊で初投入。初日は50km, +3,400mと結構な距離を歩いたが、翌日の疲労は驚くほど少なかった。筋肉の揺れを抑えることがこんなに疲労軽減に効果があるとは。南アルプスでもしっかり脚を支えてくれたおかげで毎日元気に歩けた。今まで冬山ではジオラインLWやスキンメッシュを履いていたがこれからはインスピレーションでいってみる。

 ただ夏はタイツを履いていないほうが風を受けたとき気持ち良いんだよなあ。寒くてつらい秋や勝負どころのハイキング以外ではタイツは履かないでおこう。そういえば自転車ではレーパンが大腿を加圧してくれるが、山登り以上に高速で運動するふくらはぎも加圧してやればもっと楽になるのでは。インスピレーションはゲイターも出ている。それほど高価な製品ではないので来年気が向いたら自転車でのふくらはぎ加圧を試してみようか。自転車の場合は加圧の効果がもう一つあって、空気抵抗の低減も期待できる。いっそ全身コンプレッション、スキンスーツ的なものを試してみるのも面白そうだ。ちょうど夏用ウェアもヘタッてきたところだし。

■良い点
・サポートタイツの中では価格は良心的
・サポートタイツの中ではトップクラスに薄く履き心地が良い

■悪い点
・特になし

2017.10.19 (木)
【ISUKA】AIR280X
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 2010年にバイクで北海道一周旅行をするときにモンベルのスパイラルダウンハガー#3(現ダウンハガー650#3)を買った。山の上だけでなく、山へバイクで移動していた頃は前日夜移動のテント泊で活躍し、クルマを手に入れてからも車中泊で使用している。かなりの回数使い込んだのでダウンは抜けてクタクタになってきたが、夏ならまだまだ使える。
 南アルプス全山に向けて装備をより小型軽量化するために800FPの寝袋に新調することにした。モンベルのダウンハガー800#3かISUKAのエア280Xが候補だ。どちらも定価は同じだがISUKAの寝袋は秀岳荘では常時1割引なので安かった。セールで買えばもっと安い。というわけでISUKAの寝袋を使ったことが無いのもあって試してみた。
 結論から言うとモンベル製の方が好みだった。僕はダウンハガー650#3の他にダウンハガー800#1も持っている。モンベルの寝袋はよく伸びるので脚を寝袋に入れたまま"あぐら"がかける。ISUKAの寝袋であぐらは無理だった。それと首元を締めた時の頭のフィット感はモンベルの方が好みだ。これは僕が長年モンベルの寝袋を使ってきたからかもしれない。最後に肌触り。ISUKAの寝袋はツルツルテカテカしているが、モンベルの方は艶消しでサラサラした肌触りが好き。ただし撥水力はISUKAの方が優れている。というわけでAIR280Xは南アで4泊しか使用していない綺麗なうちに売ることにした。

 AIR280Xを手放した代わりにダウンハガー800#3を買うかというと買わない。#3は寒かった。2016年の10月3週に南アルプスへ行ったときは#1で荒川冬季小屋に泊まった。#1は暑いくらいだったので、2017年は#3相当のAIR280Xで攻めてみたところ寒かった。この時期の2,500m付近での小屋泊はモンベル#2が最も調子が良いだろう。ということで来年の秋の縦走までにはダウンハガー800#2を調達しておこうか…いや、そんなに寝袋を小刻みに買い集めなくても素直に今持っている#1を持っていけばいいじゃないか。年に一度の秋の遠征のために#2を買うのは少々勿体ない。他の荷物を見直せば#1をRUSH28に入れることは出来るだろう。というわけで寝袋はモンベル800#1と650#3の2台体制でいくことにした。

■ISUKAの良い点
・撥水力はモンベルより高い
・モンベルよりも価格が安い

■ISUKAの悪い点
・肌触りがペタペタする(好みの問題)
・フードを絞ったときの首、頭へのフィット感はモンベルの方が上(好みの問題)

2017.10.17 (火)
【SINANO】トレランポール13.6Pro
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 これまでハイキングでポールの必要性を感じなかった。ハイキングはトレーニングみたいな位置付けだったので、ポールを使わないほうがより脚に負荷がかかりトレーニング効果が高い。多少コースタイムが伸びても両手自由でのびのび歩きたくてポールを使わなかった。7月に十勝-大雪をやろうとして一度敗退してからポールを買った。このルートはトレーニングとか言っていられない。最後まで脚を温存させたり登りの速度を上げる必要があった。それと同行のタカの足を引っ張るわけにはいかない。使える道具は全て使ってベストを尽くさないと失礼だった。
 登りでのポール使用は上半身の力も使って身体を上に引き上げるだけでなく、全身のバランスを補助する役割もある。バランスをとるために使っていた全身の筋肉も楽になって疲れにくくなる。ポールを使うことで脚への負荷が全身に分散するので今までよりも速く登れるようになる。言い換えると今までと同じ速度を低い負荷で出せるようになるので体力を温存できた。

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 15,000円の14.0mmと20,000円の13.6mmから選べる。秀岳荘に両方置いてあったので実際に手にとって見比べた。僕は細くて軽い13.6mmの方を選んだ。「13.6mmだと折れていたが14.0mmなら耐えられた」というシチュエーションが想像出来ない。細かろうが太かろうが折れる時は折れるというのが僕の考え。ならば軽い方が良い。長さは推奨されている115cmを選択した。今シーズンは練習のためにハイキングの時はなるべく持っていって積極的に使用した。僕は平坦と下りはポールを突かない方が快適だった。特に下りは両手フリーで草木や岩や地面を手で掴んでバランスを取りながら下るほうが遥かに安全かつ速い。ポールは速度の低い登りでしか使わないので折れる確率は更に低くなる。細い方で正解だった。
 平坦はポールを突いても速度が変わらないので束ねて片手で持って歩く。コースの起伏を確認してしばらく大きな登りが出てこないときはザック横のポケットにしまっている。恐らく山行時間全体を通してみたらポールを突いて登っている時間と収納・片手持ちしている時間は半々くらいだろう。登りでしか使わないので115cmは長かった。もう5cm短くてもよい。ワンシーズンそれなりに使い込んで傷が付いているが、登山用品はリセールバリューが良いので隙を見て110cmに買い換える予定。

■良い点
・とにかく軽い
■悪い点
・安くはない

2017.10.12 (木)
【PaaGo WORKS】RUSH28
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 UltimateDirectionのFASTPACKシリーズが前から気になっていたが秀岳荘には置いていなかった。7月に静岡出張でアラジンへ行ったとき、もしかしたら商品が置いてあるかもと期待をしていたが無かった。そのとき店員に「UltimateDirectionのザックありますか」と聞いたら「あれはあまり日本人の体格に合わないから置いてないんだよねー。それよりRUSH28XPいいよ。背負ってみ」とススメられて、背負ってみるとかなり調子が良かった。これがRUSH28との出会いだった。出張中なので買わなかったが。
 その後店員の忠告を聞かずにFASTPACK35を取り寄せてみた。パッキングして背負ってみたところ全然しっくりこなかったのでフィールド使用前に返品した。肩ベルトの横の間隔が広すぎて肩から背中にかけてフィットしないのだ。ここは調整が効かない。そんなわけRUSH28を思い出して購入に至る。やはりお店で背負ったときのようにフィット感がバッチリだった。アラジンの店員の言うことは正しかった。

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 左の肩にGR, 右の肩にiPhoneを入れている。上の段にもジェルやバーが入るが、ここにモノを入れると下の段のガジェットが取り出しにくくなるので今のところ何も入れていない。iPhoneをスピーカーを上にして入れると音楽がよく聞こえる。林道や街道歩きでは音楽を鳴らしながら楽しく歩ける。

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 水分補給はザック側面に挿したボトルから。ザックの肩ベルトを締めてしっかりフィットさせた状態だと僕の肩腕関節が固いせいでボトルが取り出しにくい。ボトル側の肩ベルトを緩めてやると簡単に取り出せる。「水が飲みたくなったらボトル側の肩ベルトを緩める」という癖を付ければそれほど苦ではない。南アルプスのときは自転車用のFLY550mlを持っていったが、もう少し細くて長いボトルの方が出し入れしやすい。なので南アルプスから下山した後はCAMELBAKの縦長600mlボトルを買った。これは大変出し入れしやすく容量も50ml増えて満足。ザック側面のボトルホルダーとの相性は関節の柔らかさと腕の長さだけでなく、ボトルの形状も重要な要素だ。

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 容量は28L. 水場の有無や季節によるが、僕のスタイルだとこんな感じ。
・夏(寝袋が800FPモンベル#3)なら3~5泊の小屋泊、2~3泊のテン泊
・秋(寝袋が800FPモンベル#1)なら2~3泊の小屋泊、1泊のテン泊
モンベル#1の寝袋を積んでテン泊をするとなるとギリギリだろう。その時は素直に別のザックを持っていくかもしれない。南アルプス全山のときはAIR280X(800FPモンベル#3相当)を持っていったので容量は余裕だった。写真は南アの装備をパッキングしたもの。まだまだ余裕がある。マットはZ-LiteではなくEVERNEWのFP125を積んでいる。小屋泊だと5mmのペラペラマットで何も問題無かった。マットの話はまた別の機会に。

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 RUSH28がかなり気に入ったので日帰りスピードハイク用にRUSH7かRUSH12も買おうか悩んでいる。とにかくフィット感が抜群の肩ベルトと、シンプルでスッキリしたデザイン。この2点が秀逸。

■良い点
・肩ベルト前面収納が充実しているのでポーチを後付けしなくてよい
・側面ボトルホルダーの角度が良い
・フィット感が良い、走っても揺れにくい
・軽い(550g)
・ポケットや紐が少ないので引っ掛かりが少なくスッキリしたデザイン

■悪い点
・メイン気室にアクセスするには肩ベルトのコードをずらさないといけないのが手間。行動中にメイン気室を開けないようトップ、サイドのメッシュをうまく使うべし。

2017.10.03 (火)
【GARMIN】eTrex30X
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 激安で投げ売りされていた海外版のeTrex30Xを衝動的に救出してしまった。早速jnxパッチを当てて適当なjnxファイルを入れたSDカードを入れて起動して羊蹄山を表示してみた。GPSMAP64Sに比べると全然キビキビ動かない。もっさりしている。解像度は良くてバックライトも高輝度だがこれはちょっといただけない。それとスティックを斜め方向に倒しても反応しない。4方向にしか移動できない。これは地味に使いにくい。GPSMAP64Sは斜め方向含めた8方向移動ができる。
 eTrex30Xのいいところはコンパクトで手の収まりがよく極めて軽い。ニッケル水素電池を入れた状態だとeTrex30Xが160g, GPSMAP64Sは232gだった。手のひらサイズのギアで70gの差はかなり大きさに違いを感じる。ちなみにiPhone8はケースをつけた状態で180gだった。それと電池持ちはeTrex30Xが25時間と長い。GPSMAP64Sは16時間。
 ハンディGPSを2台も持っていてどうすんねん、という感じだ。小さく軽いので処理速度は我慢して夏道用に使うか考えたが、グローブをしていなければiPhoneに"山と高原地図"を表示した方が使い勝手が良い。夏道は地形図よりハイキング地図の方が圧倒的に情報量が多い。電池持ちの良さを活かしてロングハイクのロガーとしてなら優秀かも。最近は長時間のハイキングではEdge520でログを取っている。Edgeは充電しながらログが取れるのが良いが、eTrex30Xなら日帰りであれば電池を気にしなくてよい。あとは自転車用に使えるかもしれないが、自転車は"Edge520 with 軽いOSM"が優秀すぎてeTrex30Xでないとできないことが思いつかない。
 今回の買い物は勉強だったな。GarminのハンディGPSは一番イイのを買っとけということだ。

 2017/12/5追記
 eTrex30xは「eTrex30のハードウェアスペックのまま高画素化、カラー化」したため表示がモッサリしている。要するに失敗作。販売終了モデルのeTrexの方がサクサク動く。電池持ちも25時間とかなり長い。eTrex30は完成度が高いので状態の良い中古を見つけたら確保したい。

■良い点
・小さい、軽い、手の収まりが良い。突起の少ないデザイン
・GPSMAP64シリーズと比べてUSB端子のゴムカバーが開けやすい
・電池持ちがすこぶる良い

■悪い点
・前面スティックは4方向のみ。ナナメ方向には対応していない
・GPSMA64シリーズよりも弱いCPUを使っているっぽい。操作がもっさりしている

2017.09.14 (木)
5S降板

GR2017  新型iPhoneが発表されたので3年間使ったiPhone5Sから乗り換えることにした。3年間で何度も地面にガシャーンと落とし、水没し、時には灯油漬けになったこともあった。音量ボタンは効かない、ホームボタンは効かない、マイクも壊れた。通話するときは有線EarPodsを繋いで運用していた。ちなみにホームボタンはソフトウェアボタンを設定することが可能。画面の任意の位置にホームボタンを表示させるニッチな機能がある。さすがだぜApple. というわけで15日の16時に頑張って予約しよう。話題のiPhoneXではなくiPhone8の方を。「大型モデルチェンジ直前の成熟したモデル」っていうのが好き。
 iPhone7以降はカメラの性能が劇的に上がっている(F2.2からF1.8, 光学手ブレ補正)。撮ってすぐFlickrに上げられるというのはかなり便利だろう。GRの画質を比較して遜色なければ日々の日記の写真はiPhoneに頑張ってもらうようになるかもしれない。カメラを試すのがとても楽しみだ。

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