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2018.07.02 (月)
【北ア3日目】鷲羽岳-水晶岳-野口五郎岳
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 0時に起きて0時半に出発。さすがに昨日は頑張りすぎたせいか回復していない。5割くらいか。2,500mは寒いだろうと思いきや外の空気はぬるく余裕の半袖短パンだった。ヤバい寒気や警報レベルの雨風でも来ない限り夏のアルプスはモンベル#5で十分かもしれない。テント泊するなら寝具を見直す必要があるな。

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 鷲羽岳も水晶岳もスルー可能だが月明かりに照らされる美しい姿を見たら登らずにはいられなかった。富山の夜景が美しい。ちゃんとフレーミングしてじっくり写真を撮りたいところだが今日もあまり余裕がない。写真をほどほどにして先を急いだ。

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 振り返ると槍と穂高がクッキリ。今年の楽しみだった十勝-大雪が中止になったので冬まで何を楽しみにしていこうか。何を目標にしようか考えながら歩いていた。うかうかしているとあっという間に8月になって夏休みが来てしまう。

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 そもそもなんで先を急がなければならないのか。CT0.53で計画を組んだのは本当に失敗だったと反省した。のんびり写真を撮って小屋でゆっくりカレーを食べて、それでもちゃんと余裕をもって目的地に着くくらいのゆとりを持って計画を立てないとダメだ。計画にゆとりを持たせるためにはもっともっと身体を鍛えないと。たくさん移動しつつたくさん写真も撮り、やりたいことを全部やるためには今もっともっと体力が要る。

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 今回もほとんど山の様子を調べずに来たのでこの辺りが樹林なのか火山系なのかも全くわからない。アップダウンがあるかどうかも不明だ。三俣山荘-野口五郎の間はものすごく歩きやすく、この3日間の中で一番快適な登山道だった。秋にまた来よう。有峰から縦走してくるのが良いな。

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 ここまで来ると劔と立山もすぐそこに。後でGPXをつなぎ合わせると3日間の平面移動距離は100km弱だった。岩場とアップダウンが多いので時間の割には進んでいないと思いきや意外とヨコにも移動している。

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 朝は涼しくて良い。まだ7月のはじめなのに一度日が登れば地獄のように暑い。2,000m以上あるのに。こんなに暑いと平地で自転車に乗るとか低山という選択肢が消える。下界の予想最高気温は34度らしい。涼しくなるまで自転車は朝しか乗れない。

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 野口五郎岳を越えて烏帽子岳が近づいてくるとここもコマクサの天国だった。コマクサの色と形は北海道の山と一緒だ。

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 烏帽子小屋に着いた時点で計画より40分遅れていた。このペースだと予定の扇沢に着くのは17時。そこから白沢口まで戻ると真っ暗だろう。高瀬ダムに下りることにした。ペースが上がらないのは昨日頑張り過ぎたせいだ。

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 「1日目に無理して1時間多く歩いたせいで、翌日へろへろで2時間遅れた」ということがよくある。これは山でも自転車でも同じだ。自分の身体の声をよく聞いて、翌日に疲れが残らないラインで切り上げることが大切だと学んだ。無理してもペースは上がらない。疲れたらやめる。これ。

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 烏帽子小屋から高瀬ダムに下りると豪快なロックフィルダム下りがある。これは6回の葛折りになっていてかなり迫力があった。烏帽子小屋でエスケープして正解だったかもしれん。こんな経験はなかなかできない。今日は平日だがこれから入山する4人とスライドした。上高地まで抜けるらしい。台風が近づいていて明日から天気が崩れるが大丈夫だろうか。

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 七倉ダムからクルマの置いてある白沢登山口まで20km. この炎天下の中20kmも歩いたら死んでしまう…。運良くダムにタクシーが停まっていたので登山口まで送ってもらって今日は行動完了。時刻はまだ10時。予定より早く帰ってこれた。温泉でまったりしてからのんびり伊賀に帰ろう。

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 安曇野には初めて来たが素敵な町だった。山が近いって素晴らしい。北海道に行けなかったのは残念だが、これはこれで充実した山旅だった。北アは意外と近い。また来よう。

2018.07.01 (日)
【北ア2日目】穂高岳-槍ヶ岳-三俣蓮華岳
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 0時に元気に起床。広い部屋に僕だけだった。というか今日の利用者は僕を含めて3人くらいだったような。誰が従業員で誰が客なのかよくわからなかった。外に出ると1,600mとは思えないほど暖かい。ここなら寝袋も要らないだろう。30分で朝食を食べて支度をし、元気に嘉門次小屋を出発した。

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 当初は蝶ヶ岳ヒュッテに泊まって有名な涸沢から奥穂高岳を目指す予定だった。しかし昨日嘉門次小屋まで進めたので計画を変更して岳沢から前穂高-奥穂高-北穂高を縦走することにした。昨日の彼のアドバイスのおかげだ。感謝致します。

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 北海道に住んでいると穂高と言ってもあまりピンと来ない。小説の中の山。海外の山と同じような感じだ。僕の中で穂高といえば大谷地にあるラーメン屋だからな。

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 岳沢ルートはごろんごろんのガレ場、ロックガーデンだった。ものすごい数のマーキングが打ってあるので夜でも問題無かった。月が明るいのも効いていて軽快に前穂高までやってきた。誰もいなかった。前穂高は3,000mを超えているが呼吸は苦しくないし頭も痛くない。2,500m以上の山にも慣れてきた。

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 今日も美しい朝焼けだ。西穂高、奥穂高の稜線は見事だった。ここで朝焼けを見ることができて幸せ。ルート取り、出発時間、ペースすべてが噛み合って完璧な朝だった。

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 西日本は大荒れらしく岳沢を登っている間は南の空が何度も何度もピカピカ光っていた。

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 山頂の居心地があまりにも良いので朝ごはんを食べながらしばらくうっとりしていた。いつまでもこうしていたい。しかし先へ進まなければならない。

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 今日の行程もまぁ長い。これから奥穂高-涸沢岳-北穂高岳-南岳-大喰岳-槍ヶ岳と3,000m峰をいくつも突破しなければならない。北穂高岳-南岳の間は"大キレット"という難儀な岩場で時間を取られるだろう。

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 今日の計画はCT0.53で組んでいる。"0.55は卒業したいけど、0.50は出せない"という微妙な0.53という数字。初日は0.52と順調だったが今日は結果から言うと0.57だった。岩場や!マークの付いたところでCTを縮めるのは難しいということを学習した。

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 ここ最近CTCT言っているが別にレースをやるとか速さを競っているわけではない。"自分は山と高原地図の参考タイムの何割で歩けるか"がわからないと計画を立てられない。北海道の夏道で1泊する山は十勝か大雪くらいで、年間を通してほぼ日帰りなのでCTなんて今まで全く意識していなかった。本州の山は違う。「何時頃に宿泊地に着くか」とか「この辺で水を汲む」とか「何時のバス(電車)に間に合うように」など考えることがたくさんある。初めての山では特に。

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 初めて歩く道は分岐のたびに現在地と進路をチェックするので時間がかかる。初めて歩く道は写真の枚数が増えるので時間がかかる。枚数を撮る割には後で見直すとどうでもいい写真(小屋の写真とか珍しい木とか岩とか)が多く、実際の採用枚数は少ない。今回は3日間で350枚の写真を撮った。3日目はGRのバッテリーがほぼ空でギリギリだった。

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 白山や南ア南部は何度も行っているのであの辺はCT0.53で計算しても問題無いだろう。今回初めて歩いたルートは見るもの全てが新鮮で全然前に進まなかった。これは反省。次回から初めてのルートは0.55~0.60で計画した方がよい。

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 大キレットは何も問題無かった。岩はよく乾いていてS/LAB SPEED2のソールはよく効く。もっとヤバい場所は沢で何度も経験している。スライドしたのは5名くらいだった。ハイシーズンにここでスライドしたり追い越したりするのは大変だろう。

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 なかなか槍ヶ岳が近づいて来ない。CTも全然縮められなくて焦ってくるが南岳を過ぎればようやく岩場が終わりハイキングタイムに突入した。岩はたまにでいいや。さすがに3時間近く全身運動で攀じ登っているとメンタルが疲れる。大キレットは年に一度くらいでいいや。

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 槍は2016年1月に先生達に連れられて一度登っているが、あの時は必死だったのであまり覚えていない。

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 去年の写真を見直してみると同じ場所で写真を取っていて驚いた。ここのトラバースは"落ちたら終わり"だったな。懐かしい。今ならあのコンディションでも余裕を持って楽しめるだろう。来シーズンはまた冬の槍に行きたい…。飛騨沢は良い斜面だった。あんな良い斜面をおっかなびっくりチョロチョロ滑っていた2年前の自分は本当に勿体無いことをした。

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 頂上直下は登山者が全然いなかったので上までスムーズだった。厚いグローブもアイゼンも履いていないと楽だ。

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 運良く上に人がいたので撮ってもらった。また来る事ができて幸せ。

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 歩いてきた穂高の方を眺めると既にガスに包まれていた。夏の山は午後まで持たない。槍の山頂はまだガスが上がってきていなくてよかった。今日はツイている。

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 下の小屋でカレーを食べた。小屋によって味が全然違うので面白い。それにしても北アの小屋の充実っぷりはすごい。少し歩けばご飯も水もあって雨風も凌げる。山というより公園というかフットパスに近い。カネにモノを言わせればウエストポーチ程の荷物でどこまでも行けるんじゃないか。

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 カレーを食べて一息ついたら今日の宿を三俣山荘に決めた。到着時刻を連絡して歩き出した。眼下に豪快な飛騨沢を眺めながら西鎌尾根へ下ってゆく。

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 西鎌尾根はやたらクサリが打ち込まれているが特に難しいところは無く快調に進む。ここから双六小屋までのアップダウンがなかなか激しかった。登っては下り登っては下り、脚とメンタルをガリガリ削ってゆく。距離も標高差も昨日ほどではないが、大キレットを超えてきたせいで疲れが出てきた。こういうときは数字を数えるに限る。数字を数えながら息を吸って吐いて脚を前に出すマシンになる。頭は空っぽになる。気づけば勝手に目的地に着いているのだ。

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 双六小屋は水飲み放題。岳沢からここまで水を汲める場所は一箇所もなく小屋で買うしかない。小屋で水を買うのにはまだ抵抗があったので岳沢から3L担いできた。ここからはようやくどこでも水が汲める。双六小屋の水は美味かった。ガブガブ飲んで一気に気力が蘇ってきた。

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 双六岳を越えて本日最後のピーク、三俣蓮華峰を登れば三俣山荘はすぐそこだ。鷲羽岳の存在感がすごい。真ん中は水晶岳、ずっと奥に見えるのは赤牛岳だろうか。今回はあちらの尾根には行かない。あの向こうは親不知から歩いてきたいところだが実現するだろうか。

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 三俣山荘は今日から営業開始。全然準備ができていなくて従業員はドタバタしていた。名物の鹿シチューも今日は無くて残念だったが、こんな山奥でアジフライが食べられるなんて幸せなことだった。

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 明日は月曜日なので小屋は空いていた。明日も長い一日になるので18時には布団に入ったが寝室で騒ぐ酔っ払いがいて勘弁して欲しかった。静かにしてほしいと伝えると「消灯時間でも無いのに寝ている方に非がある」と言う。「普通に会話するなら良いがここは寝室だ。騒ぐなら食堂か談話室にしてくれ」と反論しようかと思ったがこれ以上関わりたくないので耳栓して寝た。
 確かに向こうの言い分もわかる。まだ明るい18時に寝て24時過ぎに出て行くような奴は小屋を利用するべきではないのかもしれない。毎回営業小屋で散財していたら財布にも悪いのでテント買うことに決めた。

2018.06.30 (土)
【北ア1日目】餓鬼岳-燕岳-常念岳-蝶ヶ岳
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 いつものように定時に仕事を終えてダッシュで帰宅。着替えてシャワー浴びてクルマに飛び込んで中央道に乗り長野県安曇野市を目指す。ここで30分出遅れると鈴鹿や一宮で渋滞に捕まるが、スムーズに行けば渋滞発生前に通過できる。中部の道路事情がわかってきた。シャワーも我慢して身体を拭くだけにすればもっと早く着くのだろうが今の季節はつらい。

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 さて今週末は夏至・満月(に一番近い)の週末だ。タカと半年前から今年も十勝-大雪をやろうと約束していたが、北海道の天気が悪いので中止した。しかし事前に申請していた3連休は生きている。なので自宅から遠い北アルプスへ行くことにした。

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 4時間半近く高速を飛ばして目的地の餓鬼岳白沢口到着。北アルプスは自宅から一番遠いというのは思い込みだった。ちゃんと調べてみると自宅から東海北陸道を利用すれば上高地まで4時間かからない。なんてこったい。まあ今回は訪れたことのない常念山脈と穂高を絡めた山旅が出来たのでこれはこれで良かった。金曜夜移動でスパッと上高地に行ける。選択肢が増えた。

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 安曇野はものすごい激しい雷雨だった。雷の音とクルマの屋根を叩く雨の音は恐怖だった。明日は晴れるはずと信じて横になり3時間仮眠。意外とぐっすり眠ることができてスッキリ目覚めた。2時出発。雷は止んで雨は小ぶりになっている。沢沿いに高度を稼ぐ。全身びしょ濡れで気温が高く不快以外の何者でもない。木道もハシゴも岩も滑りまくり。沢のへつりや崩れやすい登山道もあってスリリングだった。

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 山頂手前で朝を迎えた。いつの間にか雨は止みガスを抜けていたようだ。雨上がりの朝焼けは美しい。餓鬼岳山頂からは目指す燕岳が見えない。餓鬼岳-燕岳間は今シーズンあまり歩かれていないようで荒れていた。燕岳が近づくとようやく登山道は北アルプスらしい一級国道と化しノーストレス。たくさんのコマクサに癒されながら登山者でいっぱいの燕岳に到着した。

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 大天井岳を目指して歩き始めると男性に追いつかれた。夏道で追いつかれることは滅多に無いので嬉しくなって話しかけた。「どこまで行くんですか?」と聞こうとしたら先に「どこまで行くんですか?」と聞かれた。考えている事が一緒で笑ってしまった。「15時までに蝶ヶ岳っすね」と答えると「同じくらいの計画じゃないか、一緒に行かないか」ということになり蝶ヶ岳まで一緒に行く事になった。山でも自転車でもこういう展開は好きだ。

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 楽しくお喋りしながら大天井岳-常念岳を通過してゆく。急な登りも辛くない。彼は山岳レーサーだった。やたら装備のことに詳しくて話が面白い。なんと山岳用品メーカーの社員だそうだ。彼が使っている道具やウェアもこだわりが感じられた。

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 お互いのカメラで写真を撮り合っていると「お、GRっすねぇ。昔使ってました。」と当てられてびっくりした。写真もこだわりがあるらしい。こんなに気が合う人はそうそういない。

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 昼過ぎには辺りの霧も晴れて気持ちよく稜線を飛ばす。南側から見る常念岳は大迫力だ。本当は燕岳から見る常念岳もかなりかっこいいらしい。また来よう。餓鬼岳-燕岳間はもう勘弁だが燕岳-蝶ヶ岳間はとても歩きやすくて快適な尾根だった。

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 蝶ヶ岳に着いたらお互いルートが異なるのでお別れ。彼は徳元峠の野営地に向かって落ちていった。僕は蝶ヶ岳ヒュッテに泊まる予定だったがまだまだ時間も気力もあるので先へ進むことにした。

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 徳沢へ向かって尾根を一気に下るとそろそろ宿のことを考えなければ。「北海道へ行ったつもり」ということで今回の予算は潤沢だ。ビバーク装備は持っているが2日連続小屋泊する気満々。近くの嘉門次小屋に泊まることにした。ここは山の中というより下界に近い。なんとお風呂まで付いている。ふかふかの布団と暖かいご飯にお風呂と天国のような時間を過ごした。

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 彼のおかげで楽しい一日目だった。お互い住んでいるところは違うし前日の天気予報で行き先を決めるような気まぐれな性格なので、一緒に山へ行くことは無いだろう。けれどお互い山を歩き続けていればまたどこかで必ず会う。それまでの間おたがいご安全に。

2018.06.23 (土)
市ノ瀬から別山-白山周回
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 金曜夜移動市ノ瀬泊。自宅から白峰への運転も慣れたもので寄り道も道間違いもせずスムーズに行くと3時間半で着く。定時に出れば21時には到着するので3~4時間は仮眠できる。2,500m以上の山へ行きたいとなれば白山は近くて高速料金が安くて金曜夕方の渋滞も無く行きやすい。伊賀に来て5回目となりすっかりホームマウンテン化している。

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 今日は別当出合まで行かず市ノ瀬スタートで別山を目指した。別山はいつも見るだけで登ったことが無かったので今日は別山-白山を縦走してきた。本当は石徹白の登山口から入ってピストンする予定だったが現在土砂崩れで通行止めのようだ。石徹白は白峰よりもっと近くて3時間で着く。石徹白大杉も見たいので道路が直ったら一度はここから別山に登りたい。

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 雨に当たるかどうか微妙な天気。梅雨前線から逃げるように北上してきたが雨に打たれることは無く大正解だった。北陸は高曇りだった。おかげで涼しくて山は快適だ。雲が多いおかげで幻想的な朝焼けを拝むことができた。

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 別山から石徹白の方を。向こうの登山道は歩かれているのだろうか。斜度はゆるく距離が長い登山道なので下りは飛ばせる系なんじゃないかと期待している。

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 別山-白山の尾根はアップダウンが激しく雪渓もあって難儀だがお花畑は見頃で退屈しない。僕は見頃だと思っていたが梅雨が明ければ雪の下のお花畑が姿を現して今よりもっと花の数も種類も増えるようだ。また来よう。

キヌガサソウ

 北海道ではあまり見ない花シリーズ、キヌガサソウ。シャキッと整った形をしていて美しい。気に入りました。

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 御前峰が近づいてくると南竜山荘が現れる。こんなところにこんな立派な小屋があったなんて知らなかった。冬は綺麗に雪の下に埋まる。よく一冬の間耐えるものだと感心した。小屋は営業前だが管理人が準備をしているようで発電機のエンジン音が響いていた。機会があればここでテン泊してみたい。

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 御前峰を踏んだら大汝峰まで足を伸ばした。風は強いし空の色は黒さ増してきた。今にも降り出しそうなので今日はここまでにしておいた。本当は前回少ししか咲いていなかったオオサクラソウをもう一度見に行きたかった。

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 市ノ瀬までは"白山禅定道"で下山。しかし別当出合までクルマで入れるのでここを歩く人はあまりいないようで、登山道は中々荒れていて飛ばせる状態ではなかった。砂防新道から別当出合へ降りて舗装路をジョグった方が早く着く。次からそうしよう。

ササユリ

 禅定道にはササユリが咲いていた。これも存在感がある。北海道では見たことがない。

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 下山は10時。CTを確認すると0.51だった。花の写真を撮ってのんびり歩いていた割にはそこそこか。日帰り軽装だとこんなもんだろう。今日はS/LAB SPEED2の試し履きも兼ねて。靴はトラブル無し。軽くて足入れも良い感じだ。本当に2足届いてしまったのでしばらくの間は夏道シューズはこれでいこう。ガワが薄々なので靴底より先に逝くのは確実だ。あまり岩や枝を擦らないよう気をつけて歩こう。
 それとテストした道具がもう一つ。110cmに切ったポールだ。めちゃくちゃ調子が良かった。僕はポールは登りでしか使わないので短めの方が取り回しが良い、抜群に良かった。もっと短くても良いかもしれん。

2018.06.17 (日)
三伏峠-塩見岳-農鳥岳【2日目】
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 2時起床。他の2人も今朝は天気が良いので早く出て貯金を作るというのでみんなで一緒に朝食タイム。今回も固形燃料カエンで調理したチキンラーメン。1泊2日山行はしばらくこれでいこう。僕はパパッと朝食を済ませて一足先に小屋を出た。外に出ると満天の星空。今日一日の快晴が約束されていた。男性も外に出て星を見ると「星めっちゃいかつい!!」と言っていて笑ってしまった。神戸の人はこういう言い回しをするみたいだ。

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 熊の平小屋から三伏峠の登山口までCT0.60で7時間。普通に降りると歩き足りないので当初は北岳をピストンする予定だった。熊の平小屋からの北岳ピストンはCT0.60で5.5時間かかるのでちょうど良さそうだった。しかし脚が疲れているので予定変更でまっすぐ下山。早く下りたら温泉でも入って高速が混む前に家に帰ろう。

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 徐々に太陽の光が当たってみるみる色が変わってゆく塩見岳にうっとりした。この景色を拝めただけで今日のミッションは大成功だろう。

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 日が昇っても空気は冷たい。昨日今日は一度も半袖になることは無かった。5月の聖岳や黒部五郎、富士山へ行った時よりも寒かった。今朝も土は凍っていた。

 種類は少ないが花はたくさん咲いていた。これから毎週どんどん花の種類が増えていくのだろう。本州の山には北海道では見たことのない花がたくさん咲いている。北海道に住んでいた頃は本州遠征は秋に行くことがほとんどだったので春の山が楽しくてしょうがない。今回もflickrにたくさん写真を上げた。さすがに100枚以上まじめにRAW調整をしたので今回は記録を整理するのもえらい疲れた。

 ヤマレコもかなり真面目に書いたのでこちらもぜひ。本州へ来てから毎回新しい景色や花に出会うので写真や感想の量が多くて記録の情報量が"S"になる。北海道の山では新しい感動がほとんど無くなっていて"B"や"C"ばかりになっていたな。マンネリ化というか不感症というか。

 当たり前だが単独だと一人で記録を書かなければならないのでつらい。以前はいつも自分が書いていて何も感じなかった。岩さんと一緒に行くとクオリティの高い記録を速攻で書いてくれるので毎回本当に助かっている。出来る男は違うなー。

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 塩見岳を過ぎて三伏峠に向かって下り始めるとものすごい数の登山者とすれ違った。みんな日帰りで塩見岳を目指していた。通常は往復10時間程度はかかりそうなものだがみんなタフだ。今日は涼しくてこの時期は水場も豊富で日も長い。塩見岳を目指すなら絶好のチャンスだろう。

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 三伏峠小屋まで何度もアップダウンを繰り返して脚にくるが、ここを過ぎれば下るだけ。これから登ってくる登山者は一人もいないので飛ばした。この「三伏峠-登山口」間の下り区間だけを抜き出して計測してみるとCT0.29という数字が出た。昨日今日は登りの脚が売り切れだったが下りでは関係無かった。ずっと「CTを縮めるのはキツ登りであって平坦~下りで縮めるのは難しい」と思っていたが最近はそうでもなくなってきたらしい。

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 先日易老渡から入山し今回は鳥倉林道から入山した。どちらも現在住んでいる伊賀から南アルプス南部に入る一般的な登山口となる。運転は易老渡の方がキツいが易老渡から入った方が楽しい。やはり南ア南部の光岳-荒川岳間の雰囲気が僕は好きだ。

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 下山は9時過ぎ。赤石荘の温泉に入りたかったが11時半開店なので諦めて別の温泉へ。その前に美濃屋豆腐店で豆腐をイートインした。糖質制限中なので豆腐大歓迎。濃厚な木綿豆腐を2丁も食べて満腹。豆腐が美味しいのはもちろん、醤油もカツオのダシが効いていて美味しかった。醤油でなくめんつゆだったのかもしれん。

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 その後は温泉で汗を流し一眠りしてからのんびり運転で伊賀まで帰ってきた。中央道に乗るべく松川ICを目指しているとすぐそこに木曽山脈が見えた。飯田-伊那は西も東も立派な山に挟まれていてずるい。毎週末伊賀から往復8時間かけて大きな山に登りに行くのは体力的にも金銭的にも辛いものがある。経験はお金には代えられないのでこれからも通い続けるがテキトーに計算してみると意外な事実が判明した。ガソリン代は140円/Lで15km/Lを500km走ると4,620円。高速料金は往復8,000円。つまり1アルプス約1.3万円かかる。これを週4回やると月々5.2円。更にこれはやりすぎかもしれないが時給2,500円と仮定して往復8時間の移動を加えると僕が週末に山に捧げているコストは月々10万円以上になる。

 つまり月収が10万円下がっても山に近い長野や岐阜に移住した方が今より豊かな暮らしを送れるのではないか。なんてね。

2018.06.16 (土)
三伏峠-塩見岳-農鳥岳【1日目】
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 農鳥岳は赤石山脈の主脈からやや外れたところにある。塩見岳から三峰岳へ向かう途中右手に見える山が農鳥岳だ。熊の平小屋からもよく見える。目指す三峰岳よりも立派な山に見えるものだから地図と方角を意識していないと農鳥岳を見た瞬間にあちらへ向かうのかと錯覚する。それほど存在感がある。去年赤石全山をやったときにはとても寄り道している余裕は無くて目の前の立派な農鳥岳を登らずに通過するのを悔しく思った。

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 というわけで去年からの宿題であった農鳥岳に登りに来た。三重からのアプローチはまあ悪い。静岡, 山梨側に回り込むのは遠すぎるので三伏峠からのピストンになる。金曜は定時に仕事を終えるとクルマを4時間走らせ三伏峠への登山口である鳥倉林道へ移動。標高1,600mまでクルマで来れた。駐車場には前泊のクルマが僕の他に1台と寂しい。一眠りしたら2時半に歩き始めた。三伏峠まで1,000m上げるだけ。深田百山の塩見岳に最も近いルートなので道はよく整備されていて三伏峠までは一瞬で着いた。

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 それにしてもえらい寒い。稜線に出ると霜が張っていた。陽の光は当たらず風も冷たい。去年の10月より寒い。フリースにカッパに手袋と厳冬期並みの防寒着を着込んだ。昨日は完全休養したので今日はバリバリ行けるだろうと思いきや大腿はパンパンで全然力が出ない。低気圧の影響か身体に酸素も回ってこなくて頭が痛い。最近酸素不足になっていないので油断していた。3,000mを超える時は序盤から「2回吐いて1回吸う」を意識して肺を開けておかないと。

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 寒いし風は強いし霧は濃い。もう帰りたくなってきたところで間違って晴れた。まさか晴れるとは思っていなかったので嬉しい。登ってきた塩見岳を振り返る。去年は真っ暗なうちに通過したので明るい塩見岳を見ることができてよかった。

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 ガスがすごい勢いで尾根に登ってきては跳ね返されて消えてゆく。まるで生き物のようだった。

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 本日の宿、熊の平小屋から目指す農鳥岳がよく見える。ロケーション抜群の素敵な小屋だ。小屋は貸切だろう。熊の平小屋はなかなか難しいところにある。三伏峠から入ってここに泊まる人はまず居ないし、北岳方面から1日でここまで来る人もそう居ない。

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 熊の平小屋で水を汲み一休みしたら三峰岳を目指す。脚は重たく頭もズキズキ痛いがゆっくり足を前に出していれば着く。今日はCT0.59だった。体感では0.65くらい落ちていると思っていたが意外と踏ん張っていたらしい。

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 三峰岳を越え間ノ岳を越えてようやく農鳥岳とご対面。目の前の小屋は有名な農鳥小屋。個性的な小屋らしいがまだシーズン前なので何事もなく通過した。ここはロケーション抜群だ。日の出も日の入りも拝める素晴らしい場所にある。テント泊か小屋泊になるかはわからないがいつか泊まりに来たい。

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 取り付いた後も西農鳥岳というニセピークを登ったり下りたりするためガリガリ脚を削られる。昨日一日練習を休んだのが逆にいけなかったのかもしれない。実は完全休養をするよりもいつも通りに朝練バイクでシャキッと身体を動かしておいた方が翌日は身体がよく動くとか、かえって何も運動せずに身体を休ませることで逆に夜の眠りが浅くなり疲労が抜けにくくなるとか。適度に全身の筋肉がピリッと張っているくらいが自分にとってのベストコンディションなのかも。

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 念願の農鳥岳を踏破したら本日の宿である熊の平小屋へ戻る。帰りはトラバースルートを使ってショートカットをした。斜面には鹿の群れがうじゃうじゃ。熊の落し物もぽろぽろ落ちていた。今日は登山口付近で前泊の人と会っただけで、それ以降誰にも会うことのない静かな山だった。やはり南部は良い。北岳や甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳の方になると関東からのアクセスやアプローチが良くなるので向こうの方は結構登られているらしい。

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 小屋に到着するとテントや衣類が干してあった。まさか同泊がいるとは。男性2人組だった。話を聞くと夜叉神峠から入って池口岳に抜ける途中とのこと。梅雨と被りそうなこの時期に全山縦走をやるなんてたまげた。今晩は一人で静かな小屋になると思っていたので話し相手がいてちょっと嬉しかった。なんなんだろう、この「山では一人で静かに歩くのが好きだが、小屋で一人は寂しいので誰か居ると安心する」という矛盾した心境は。そういえば加藤文太郎も似たようなことを言っていた気がする。みんなそういうもんなのだろう。

2018.06.09 (土)
白山釈迦岳
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 週末の天気が読めない。こういう時はみんなにプランを聞いてみるに限る。岩さんに連絡すると白山の花がそろそろ見頃なのでお花見ハイキングに行くというのでついてくことにした。金曜夜移動で別当出合までクルマを走らせた。ものすごい土砂降りでドカンドカン雷が鳴っていた。大丈夫か。

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 「降りるインター手前のPA車中泊」をするか悩んだが白峰へ向かう福井北の平日料金は3,300円。3割引まで寝てても1,100円しか変わらないし、インターを降りてから別当出合まで1時間半くらいかかるので今日は別当出合まで行ってしまうことにした。開いている風嵐ゲートを初めて見た。別当出合で岩さんと合流。明日の出発は3時ちょうどなので5時間は眠れる。幸い雨は止んでいたので窓を開けて寝た。涼しくて快適。一瞬でぐっすりだった。

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 今日のルートは岩さんに丸投げで下調べしてこなかった。まずは御前峰を踏み2,000mの"白山釈迦岳"まで行ったら室堂まで帰ってきて下山というルート。釈迦岳への経路上に珍しい花が咲いている。別当出合までクルマで入れる時点で白山登山の半分は終わったようなものだ。まあ7~8時間くらいだろうとテキトーに考えていたら往復25km, +2,600mのピリ辛山行だった。

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 今日は僕にとって5回目の白山。ようやくスキー無しで普通に登りに来ることができた。7月になると交通規制が入るので今の時期が一番歩きやすいようだ。予定通り3時に出発しおしゃべりしながらせっせと登ると御前峰到着。"お池めぐり"をしながら大汝峰を目指す。池は地形図上でしか確認したことが無かったが本当にあった。雪解け水で綺麗なエメラルドグリーンだった。トムラウシ北沼みたい。

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 弥陀ヶ原から見た御前峰はでっぷりしているが、裏から見る御前峰は雄々しい。

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 今日の天気は全く期待していなかったが思っていた以上に晴れた。まさか青空まで出るとは。下界はごっつい雲海で街も海も見えなかった。遠くの山も少ししか見えない。槍や穂高の山頂部分がちょびっとだけ出ているのが見えた。向こうも標高を上げれば晴れているようだ。

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 お目当のオオサクラソウは3~4株くらい咲いていた。まだ少し早かったがお目にかかれてよかった。白山ではここにしか咲いていなくて珍しい花ということになっている。普通のサクラソウとの違いがあまりわからない。

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 比較用(?)に去年撮ったユウパリコザクラを。おお、全然違う。どちらも素敵だ。

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 雨上がりのサンカヨウは透き通っていて美しかった。今日は二人で何度も足を止めながら花と景色を楽しんだ。今日は行程はハードではないがめちゃめちゃ大量に写真を撮ったのでヤマレコにも日記にも載せられなかった写真がたくさんあるのでflickrもぜひ。

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 釈迦岳に着いて歩いてきた道を振り返ると帰りの登り返しにうんざりする。御前峰遠すぎる。しかし釈迦岳から眺める白山四天王は見応えがあった。左から四塚山、七倉山、大汝峰、御前峰。通常、釈迦岳は別当出合から2~3時間で登れるが現在は登山道が崩落していてるので七倉山から縦走してくるか谷を詰めなければ登れない。おかげで七倉山から先では誰にも会うことがなく静かな山を楽しめた。

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 帰りは室堂に寄って水を汲んだ。気温はえらい高く風もない。ベンチで横になると何時間でも眠っていられそうだった。室堂にはたくさんの人がいたが、岩さんに聞くと7月になって山開きをすれば今の比ではないくらい大人気の山となりベンチなんて座れないそうだ。こええ。

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 午後になると気温はぐんぐん急上昇し雪渓から水蒸気が上がる。弥陀ヶ原はマーキングが無ければ普通の人は道迷いしそうだ。

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 下りの夏道はパパッと下りてきた。日差しが当たると下りなのに暑い。ブナとダケカンバの森は新鮮だ。春蝉が元気に鳴いていた。本格的な梅雨はまだだが今日はもう夏だった。

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 岩さんがめちゃくちゃ腹減ってヤバいというので一緒に瀬女高原の道の駅で食事をした。豆腐ハンバーグ定食980円。左上のオカラのサラダが美味かった。最近こういう軽くてアッサリしたものが美味しく感じる。良いことだ。

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 北海道では見ない高山植物が多いので楽しい花見登山だった。ありがとうございました。来年もまた来よう。良いカメラが欲しくなるなあ。

2018.06.03 (日)
剱岳(西仙人谷-北方稜線)
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 18時就寝24時前にパチッとアラームがなる前に目が覚めた。間も無く先生のクルマも到着。みんな揃ったところで支度して出発。今日はいよいよ剱岳に登る。それも西仙人谷とか北方稜線とか普通のハイキングルートではない。この人たちと付き合っているとこんなのばっかりだ。スタンダードな季節のスタンダードなルートを知らずに初登頂。

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 序盤は真っ暗闇の雪渓をひたすら詰めてゆく。気温は高いが足元はひんやりしているので快適な登りだった。雪の詰まった谷には虫がいないのも良い。谷の途中で明るくなるかと思いきや、谷を登りきるまで真っ暗なままだった。なかなかのペースで登っている。谷の雪がカチカチだったら「落ちたら終わり」なので出発まで緊張していたが雪は緩んでいてアイゼン無しで行けた。ツイてる。

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 西仙人谷を登り上げると「小窓の王」が目の前にドーン。ほんのり赤く染まっていた。先生も岩さんも興奮していた。この後も様々な奇岩やピークが出て来て目まぐるしく景色が変わり皆楽しそうにしていたが、僕はこの辺の地形に詳しくないのでただただ「すげぇなあ」と思って見ていた。登るのが難しい岩や谷、滑るのが難しい斜面など剱岳のことをもっとたくさん知っていると今日のルートはもっと楽しめるのだろう。まあこのルートは来年もきっと来る。その時は僕も剱岳や周りの山のことを今より少しはわかっていて今日よりもっと楽しめるはずだ。

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 単に剱岳とは言ってもめちゃ広い。「剱岳エリア」と言っても良いくらいで2,999mのピークは一点だがそこに登り上げる谷や尾根、岩や壁が様々あってどこからどこまでが剱岳を指すのかよくわからんくらい広い。まさに岩と雪の殿堂だ。剱岳は立ち止まった場所や時間帯によって姿形を変えるので歩いていて飽きない。4月にやった大窓周回は2,999mピークをぐるりと周回することで剱岳を舐め回すように眺めることが出来る素晴らしいルートだった。

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 序盤の西仙人谷は簡単だったが尾根に登り上げてから雪渓はカッチカチでもう大変。滑ったら終了で緊張感がある。事前に先生にしっかりした靴としっかりしたアイゼンが必要だと聞いていたので久々にスカルパベガを出してきた。ベガは重たいが剛性は抜群でアイゼンを履けば無敵だ。しかし下りの夏道下山はつらかったし歩いている間は終始足が暑かった。来年も残雪期にこういう遊びをやるなら「中綿無しで剛性が高くワンタッチアイゼン装着可能な化繊ブーツ」が欲しい。スカルパ シャルモだな。以前持っていたシャルモはアウターがボロボロになったので廃棄してしまった。買い戻すかなあ。年に1~2回この季節しか使わないのなら来年もベガで耐えるか、いやベガもそろそろ耐用年数的にヤバい。やっぱ来年までにシャルモ買おう。

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 今回も結構な量の写真を撮ったのでflickrもぜひご覧ください。毎度ハイクオリティな岩さんの記録もぜひ。

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 背びれのような「八ツ峰」にはクライマーが取り付いていた。尾根を忠実に辿らないと気が済まない種族の人たち。僕にはとてもできない。

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 楽しい時間は山頂まで続く。

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 山頂は気温は高く風もなく虫もいない。のんびり昼寝でもしたいくらいだった。そこそこ長めの休憩を取って景色を楽しんだ。春はこれができるから良い。立山、そろそろ行ってみたい。行ってみたいが今の時期は人が多そうだ。

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 帰りは急登で有名な早月尾根を下ってゆく。僕にとっては初対面の早月尾根を下りで使ってしまった。そういえば谷川岳の西黒尾根も急登で有名だが、この尾根も下りでしか通ったことが無い。それと山スキーでピストンした。こんなのばかりだ。

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 1,400mまで標高を落とすと視界から雪は消えて新緑ハイキング。今日は15時間はかかるだろうと覚悟していたが残雪が多かったおかげで谷も尾根もスイスイ進んだ。運が良かった。13時過ぎにはみんな無事に馬場島に戻ってくることができた。

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 下山後は馬場島荘で名物山菜そばを食べてきた。山菜はめちゃ苦いが苦ウマだった。温泉でサッと汗を流して15分横になったら気合い入れて運転だ。伊賀まで5時間弱。途中で一度も仮眠せずスパッと帰ってきた。今日は渋滞も無くて快適だった。

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 剱岳おもしれー。今度また登りましょう。先生、岩さん、ありがとうございました。

2018.06.02 (土)
チャリミネンコ-黒部五郎岳
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 金曜は定時に上がり走って帰宅。シャワーを浴びてクルマに飛び乗り富山県までひとっ飛び。前日夜に登山口まで移動し翌朝は朝食を食べて出発するだけというのが理想だ。しかし金曜夜移動だと高速が通常料金なので財布に優しくない。「降りるインターの1つ手前のPAで車中泊し、日付が変わってから週末3割引料金で高速を降りる」のがお財布に優しい。というわけで今回は「富山インターの1つ手前の呉羽PA」で車中泊。とは言っても着いたのは22時で明日は2時前には行動開始したいので3時間弱しか眠れず。まあ山の前日はこんだけ寝れば十分だろう。

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 日曜は先生PTと剱岳に登る予定なので土曜はどこへ行くか迷った。どこかちょうど良いところが無いかなーと地図を見ていると黒部五郎岳がイイ感じだった。北ノ俣や薬師から見る黒部五郎はとんがっていて迫力があり一度登ってみたいと思っていた。

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 2時前行動開始。有峰林道の料金所前のクルマを停めて自転車を漕ぎ出した。今日はスキーを担いでいないのでペダルは軽い。28Tも装備してきた。レーパンも履いてきた。日帰り軽装なので荷物も軽い。有峰林道は昨日開通したので落石は無くトンネルも明るい。真っ暗なことを除けば普通に快適なサイクリングだった。1時間半せっせと登り続けて薬師岳の登山口に着いたら自転車デポ。隠すと逆にいたずらされそうなので敢えて目立つところに置いておいた。

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 荷物が軽いと脚も軽い。山と高原地図には急登と書いてあるが全く感じず脚がスイスイ出る。気温も涼しめで短パン半袖でちょうど良く快適だ。4時前には東の空が明るくなり、尾根に出る頃にはすっかり朝になっていた。

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 太郎平小屋は昨日から営業しているようで人の気配がした。小屋を過ぎて北ノ俣へ向かうと夏道は隠れて残雪歩きとなる。早朝はシャリッと締まって歩きやすいが帰りは埋まって辛そうだ。今日はバイルとチェーンスパイクを持ってきたので嫌らしい雪渓トラバースが出てきても大丈夫。しかし黒部五郎岳まで雪はユルユルで滑り止めを使うことは無かった。お荷物だったな。

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 黒部五郎岳の奥には鷲羽岳-水晶岳がそびえ立っている。向こうまで繋ぎたい。一泊すれば余裕の工程だが日帰りだと完全燃焼系になりそうだ。16時間はかかるだろう。さすがにこれだけ動くと翌日の山行に堪えるので日曜もハードな山を控えている今日は黒部五郎岳まででやめておくことにした。

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 ノースの新しいノースリーブシャツを投入した。いいよーこれいいよー。速乾でピラピラの黄色いやつを探していたところコイツがドンピシャだった。予備にもう一枚買っておこう。ウィックロンクール半袖と同じくらい軽い。ウィックロンクールのノースリーブは何故か生地が厚手で汗抜けがよろしくない。半袖と同じ生地で作ってくれれば文句無いのだが。

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 とんがっている槍ヶ岳はさすがにわかる。右の方が穂高だろうか。あの辺はほとんど行ったことが無いので今年はたくさん行きたい。しかし夏になると人がいっぱい居てあまり快適ではなさそうだ。週末の営業小屋は満員御礼で大変らしい。そろそろテントの準備をしておかないと。

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 さあ帰ろう。帰りは太郎平小屋まで結構なアップダウンがありガリガリ脚が削られる。標高は2,800mを超えていて酸素はやや薄く脚はダルい。2,500mを越えるとと麓と同じペースは維持できないことを学習した。標高を上げて脚が前に出なくなっても無理に頑張らず、心肺が気持ち良く感じる程度の負荷でジリジリ登ることを覚えた。

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 今日の自転車区間を除いたコースタイムは51%だった。ヒルクライム後、小屋で大休憩した、何度も自撮りをしていた割には中々悪くないタイムだ。日帰り軽装だからか、ラントレの効果が出てきたのか、北アのコースタイムは甘めに設定されているのかは不明。

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 帰りは明るい有峰林道の高速ダウンヒル。途中、有峰記念館でサイクリストたちがご飯を食べているのを見て僕も吸い込まれてしまった。山行中(?)に食事が出来るなんて素晴らしい。幸いツールボトルに現金が入っていたので贅沢にカレー休憩をした。

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 下山後は吉峰の温泉で記録を書いて汗を流し立山のセブンで補給をして馬場島へ急いだ。吉峰の温泉は泉質良くサウナは熱く水風呂も冷たくて610円と安い。これから何度もお世話になりそうだ。そして立山のセブンもいい場所にある。これから何度も利用するだろう。馬場島では岩さんが既に着いていて夕食を食べて寝る準備をしていた。まだ明るいが僕もすぐに支度をして寝た。外はめちゃくちゃ蚊が飛んでいて刺されまくった。もうそんな季節か。勘弁してほしい。

2018.05.20 (日)
聖岳-赤石岳-荒川前岳 2日目
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 25時過ぎに目がさめた。モンベル#3のシュラフではやや寒かった。#1だと暑いしかさばるし。以前AIR280の記事に書いたが、やはり春と秋に使うなら#2のシュラフがもっともバランスが良いのではないか。買うか。今なら小清水ふるさと納税で得たモンベルポイントがいっぱいあるので全部シュラフにぶち込もうか。そういや小清水の道の駅にモンベルストアが出来たんだっけ。GWに斜里へ行った時、ついでに見学してくるんだった。今度行こう。

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 まずは赤石岳を目指してガレ場を登る。脚はしっかり回復してよく進む。今回はシーズンはじめということでコースタイムは65%で計画を組んだ。結果的に昨日は59%, 今日は56%で歩くことができた。残雪が無ければもう少し伸びるだろう。今年はコンスタントに55%切りで歩けるように練習しよう。10~15時間安定して55%未満で歩けるようになりたい。

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 55%というタイムは別にガツガツ走らなくても普通に歩いていれば出る。登りで脚を止めず、下りは小気味よく、大休憩は15分を1~2回、行動食と水は歩きながら食べて、当然道に迷うようなことが無ければ普通に出る。前半で貯金を作ろうとして飛ばすと後半もたなくなるので、自分の脚とエネルギー残量をよく感じ取って上手いこと歩けるよう経験値を貯めていこう。山も自転車もロングコースは身体のマネジメントが一番大事だ。

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 今朝は雲ひとつない快晴。夜明け前の東の空は良い色だったが、日の出の時間は日陰を歩いていたので太陽の光を浴びるまで随分時間がかかった。残念。東の斜面に出る頃にはすっかり明るくなっていた。下の方はガスが溜まっている。ガスが登ってきては太陽に温められて消えるのを繰り返していた。

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 荒川岳への夏道はいくつもの雪渓が出てきた。この雪渓が早朝はカチカチで不気味だった。アイゼン無しで何度もカチカチ雪渓をトラバースするのは疲れるので、尾根を詰めて荒川前岳に出た。帰りは雪渓が緩んでいるのでだいぶマシだった。チェーンスパイクとバイルくらいは持ってくるんだった。再来週になれば雪渓はすべて消えているだろう。

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 荒川東岳へは思いっきり下って登り返す。往復2時間はかかりそうなので今日は寄らずに帰ることにした。今から帰れば聖平小屋まで行けるだろう。今日もこの後全く人に会わず、聖岳の山頂で男性に1人会っただけだった。北岳の方はアプローチが良いので結構賑わっているらしい。前にも書いたが南アルプスは塩見-荒川あたりから南側の「南部」が熱い。

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 今回は易老渡-荒川ピストンというルートになった。なんとか周回ルートにしたい、三伏峠から農鳥林道を歩いて易老渡まで帰ってこれないか、など色々考えたがやはりピストンになった。しかし光岳-荒川岳間の南アルプス南部はピストンで2回歩いてもめちゃくちゃ楽しい。もう2日間晴れるとわかっている週末は毎回このルートでいいんじゃないか、と思えてくる。易老渡までの運転はつらいが。

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 今回のように雨で初日の出発が遅れることがなければ次はこのプランで
・金曜夜移動で芝沢ゲート泊
・土曜2時行動開始。芝沢ゲート-東岳-荒川小屋16時着(CT60%)
・日曜2時行動開始。荒川小屋-芝沢ゲート13時着(CT60%)
・温泉でまったりして昼寝しながら運転して優雅に帰宅
 行きと帰りの百間洞でカレーで食べて荒川小屋に泊まれば幕営具も調理器具もいらず12Lの日帰りザックで駆け抜けられるのでは。初夏か秋にやろう。

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 というわけで素晴らしい天気の中を淡々と歩き続けて聖岳までやってきた。今日は聖平小屋に一泊して明日は光岳まで南下して易老渡へ下山する予定だった。しかし結構早い時間に聖岳に着いたので、気合い入れて下りれば今日中に下山できそうだ。昨日今日で結構満足したので下りることにした。明日も晴れるが明日は何しよう。考えながら下りよう。

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 聖岳から芝沢ゲートまで2,300mを一気に転がり落ちてゆく。昨日は久々の夏道だったのでところどころ出てくる下りはおっかなびっくり下りてきた。今日はだいぶ夏道の下り方を思い出してきて調子よく下りてきた。しかし身体の使い方を思い出しても脚力がついていかない。1,500mあたりで大腿がパンパンになってきたのでペースダウン。一度にこんなに下り続けたのは初めてだった。まだまだ下山力が弱い。

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 登りは汗を垂らしながらひたすら耐えていた樹林帯も下りだと景色が変わる。苔の美しい気持ちよい樹林帯だった。それにしても長かった。登りでは全然長いと感じなかったが下りはめちゃくちゃ長く感じた。

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 17時半、明るい間にクルマ到着。行動時間は15時間40分だった。久々にこんなに動いた。最寄りの温泉に移動してリフレッシュした。この道の駅は去年南ア全山をやったときに近くを通ったがスルーだった。安くて広くて綺麗で素晴らしい。ここ遠山郷は自転車で走っても楽しそうなので、今度この温泉に入るために自転車で訪れたい。というか今日自転車を積んでこればよかった。
 明日は鳥倉林道から塩見岳をピストンしてみようか。林道まで移動しようかと思ったが疲れたので道の駅の駐車場で寝た。静かで涼しくて快適な夜だった。

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