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2017.04.02 (日)
忠別岳-白雲岳-東岳

GR020990  23時起床。パパッと朝食を食べて旅館を出て40分のドライブで高原温泉の林道へ。めちゃくちゃ眠たいが出発を遅らせると色々と面倒なので気合で出発。今回のルートは忠別岳-白雲岳-東岳を周回する。冬の高根が原を歩いてみたいという要求を満たすとこんなルートになった。高根が原を歩くだけなら銀泉台からピストンした方がお手軽だが、せっかく札幌から遠い山へ登るのでピストンではなく周回ルートにしたかった。

GR021008  まずは忠別岳まで14km. さすが高原温泉に繋がる林道というだけあって太くて快適だった。音更橋の手前でシビナイ川の細い林道に入る。シビナイ川林道は廃道化して随分経つようだ。ヤブがうるさい。最終的に徒渉して対岸の尾根に乗るので、早めに沢に下りて雪で埋まった沢の上を歩いた方が良いかもしれない。冬にここから忠別岳を目指す人なんてそうそう居ないので誰の参考にもならないが。

GR021016  高原温泉には一度も行ったことが無い。秋に一度行ってみたいが人がたくさんいるので中々気が向かない。老後の楽しみにとっておいてある場所の一つ。忠別岳には5時間ほどで着いた。眠たくて全くパワーが出なかったが朝陽を浴びてようやく体調が戻ってきた。奥にはトムラウシや黄金が原が見える。今年は行けなかったな三川台。白金-丸山経由で行こう行こうと思っていたが天気と休みが噛み合わなかった。

GR021061  忠別岳から白雲岳まで6km. たいした距離ではないがここから白雲を目視すると遠くに感じる。夏に2泊3日で富良野岳-旭岳を歩いた時は南沼から旭岳までの30kmを一日で歩いた。あの時の思い出がよみがえる。化雲から見た白雲、旭岳は途方も無く遠く感じたし、旭岳に着いてトムラウシを振り返ったら半日でよくこんなに歩いたもんだと感動した。しかし人間の歩く速度は僕らが思っているよりも結構速い。

GR021026  だだっ広い雪原にぺたぺたトレースを刻んでゆく。地味に楽しい。風は穏やかでとても静かだ。急がなければ帰りに雪が腐って大変なのはわかってはいるが、昼寝をしたりおやつを食べたり写真を撮ったり、のんびりハイキングを楽しんだ。これがやりたかった。

GR021101  今年は夏に富良野岳-旭岳をもう一度歩きたい。1泊2日でパパッと行くのが良いだろう。初日に凌雲閣から南沼、二日目は南沼から旭岳まで行こう。旭岳は人がいっぱいいて大変なので、山頂へは行かずに中岳から下りるのがいいか。愛山渓まで抜けるというのもアリだな。

GR021148  白雲岳を登りきったら後は東岳まで下り基調。徐々に風は強まり上空にはガスも出てきた。二日間好天の予報だったのでさすがに誰かに会うかと思ったが誰にも会わずトレースも無かった。そういえば林道にはクマの親子の元気な足跡があった。上川岳、鋸岳でもクマの足跡を見た。大雪山のクマはすっかりお目覚めのようだ。

GR021176  東岳の斜面は広く快適だった。雪が重たいが贅沢は言うまい。これでパウダーだったら気持ち良すぎて失神するんじゃないか。この斜面は撮影し甲斐がありそうだ。単独で来たのが悔やまれる。来年パウダーシーズンに再訪したい。たとえ羊蹄激パウが約束されていてもそれを差し置いて一度は滑るに行く価値がある。1月2月の連休に天気が良ければ上川の旅館拠点でニセカウ、愛別、比布、東岳で激パウツアーをやろう。このエリアに1時間の運転で行ける旭川市民が羨ましい。隣の芝か。

GR021191  滑りを楽しんだ後は林道歩き。下り基調なのでシールを貼ることなくペタペタ歩いて帰ってきた。12時間コースを覚悟していたが予定どおり11時間半だった。温泉に入ったりゆっくりご飯を食べたら眠たくなりそうなので、寄り道せずに勢いで札幌まで帰ってきた。
 下山時の気温は高かったが下部は新雪が降っていないので下駄にはならなかった。直近に降雪が無ければ気温が上がっても意外と快適に帰ってこれるようだ。来週はどこへ行こうか。今のところ週末は全道的に傘マークが付いているが。雨はやべえんだよ、雨は。

2017.04.01 (土)
鋸岳

GR020762  先日の万葉の湯泊はしんどかったので今日は自宅でガッツリ酒を飲んで寝た。24時に起きて高速で上川へ。また来てしまった。今度は上川岳のお隣の尾根を登って鋸岳を目指す。あまり単体で登られる事はない山だが北側から見るとなかなか存在感がある。

GR020794  一本隣の尾根から登った方が登り返しも渡渉も楽チンで無駄がない。しかしoginoさんの1月の記録によると天幕沢林道へ入るための橋の対岸が落ちているらしい(橋は無事だが橋から向こう側に渡れない)。仕方ないので取り付きは大変だし尾根は平らであまり快適ではないがリクマンベツ川左岸尾根から取り付くことにした。oginoさんの記録を読んでいなかったら橋が渡れないのに気づかずに突っ込んで今頃石狩川の魚のエサになっていたかもしれない。感謝致します。

GR020799  今日もすこぶる天気が良い。真っ赤に染まる愛別岳、比布岳が見えたが木々が邪魔だったので写真が無い。もう2時間早く出れば素敵な朝焼けが楽しめただろう。最近は日の出が早くてしんどい。冬はいいよなあ。7時まで太陽が出ないから。

GR020883  台地を歩いているとトレースが出てきた。途中まで随分楽をさせてもらったが天幕山の少し先で途中で消えていた。ボードとスキーのペアだと思う。愛別を目指していたのだろうか。冬の愛別へは牧場経由で2度登っている。今回上川の尾根から登ってみたところえらい快適だった。山頂から天幕沢へ落ちてゆく斜面がとても気持ち良さそうだった。来年の冬はここから愛別、比布を滑りに来たい。牧場経由はドM向けだったな。

GR020897  影がギザギザでいかにもノコギリっぽい。あのトンガリから滑ってきた。

GR020924  山頂から北鎮岳を。最近のシュプールが出ていた。この先まで行くと黒岳、旭岳からのアプローチが容易になり山というよりスキー場化する。調子が良ければ北鎮岳も踏んでいこうと思っていたが気温が上がってきたのでこれ以上先に進むのはやめておいた。

GR020950  久々に自撮りをしたら顔が黒くてびっくりした。鏡で見る分にはそうでもないんだが。これからサイクリングシーズンでますます陽に当たる時間が長くなったら一体どうなってしまうんだ。沢に入って中和しなければならない。

P4011705  頂上直下は中々の斜度だった。これでアイスバーンだったらヤバいが10cmほどのパウダーが乗っていたので無事降りてこれた。徐々に斜度が緩めば快適モナカで気持ちよくターンできた。今日もポンで良かった。

P4011719  今回の山行は比布、愛別を眺めている時間が長かった。とにかく「比布岳北東斜面」が素晴らしく気持ち良さそうだった。この印象が強烈すぎた。来年の冬は必ず来たいが、今シーズンの滑り納めはここでもいいかもしれない。最初の取り付きはしんどいが、それ以降は雪がたっぷりなので2週間後でも大丈夫だろう多分。いや、滑り納めくらいはヤブヤブだろうがベタ雪だろうが許す。みなさん2016-2017シーズンラストはここになるかもしれませんので地形図をよくお読みになってくださいませ。

GR020968  下山後はクルマを国道沿いのPへ移動させて片付けと明日の準備をした。明日もこの辺の山に登るので上川町の旅館を予約した。チェックインが16時なので黒岳の湯でまったりしている。風呂は貸切だった。ここはwi-fiがあってよい。栄養を取りながらだらだらと記録を書いて16時まで篭城。明日はそれなりにキツい山になりそうなのでしっかり休んでおこう。

2017.03.30 (木)
上川岳

GR020703  ふわっと平日休みになったので山へ行こう。札幌より南はまとまった雪が降っていない。快適な山スキーをやるなら北へ向かうしかないだろう。水曜に仕事を終えた後は旭川へ。単独で大雪へ行くことが最近めっきり減ったので久々の万葉の湯泊だった。子供が騒いでいるわイビキのうるさい人がいるわで全く眠れなかった。以前は周りの音なんて気にせず爆睡できたのだが今日は無理だった。歳かもしれない。

GR020704  今回の行き先は上川岳。大雪で北面となれば雪はそれなりにあるだろう。上川岳は未踏だった。北にゲジゲジの細尾根があり登りごたえがありそうで、一度訪れてみたかった。問題は尾根へ出るルートだ。あまり下調べをせず適当に岩壁に取り付いたが、にっちもさっちもいかずに1時間以上ロスした。大人しくゲジゲジが切れているところから登るとあっけなく尾根に出た。地図通りに行くべきだったな。

GR020725  快適な疎林で高度を上げていくといよいよ細尾根となる。際どい場所で板を脱いでは履き脱いでは履きと忙しい。板を脱げば腰まで沈むところもある。今日の移動距離は15kmほどといつもに比べたら少なめだが、行動時間は9時間となかなか歯ごたえのある山だった。

GR020744  岩場はとてもじゃないが正面から突破できそうに無いので全部捲いていく。ピークを踏むなら黒岳から来た方が近いのでわざわざ北尾根から登る人はそうそう居ない。ところがうっすらとトレースがあった。一週間以上前のものだと思う。ここから登りに来る物好きもいるのだと嬉しくなった。岩屋さんだろうか。

GR020749  当初は凌雲岳まで行って山頂から白水川へ滑る予定だったが、岩場と尾根で時間をとられ、雪が緩んできたので先へ進むのはやめた。上川岳と凌雲岳の間にある1973は正面から行くのは無理そうに見える。左手からトラバースすることになると思う。1973を近くで見たかった。ただこの尾根をもう一度スキーで歩くのは勘弁してほしい。深夜のうちに白水川を登ってくるのがシンプルで安全だろう。1347ポコの南から尾根に取り付いていく感じで。来年また来よう。

GR020728  ずっと右手に見えていた鋸岳や比布岳、永山岳の斜面が快適そうだった。このあたりは札幌から遠いのでなかなか来ない。冬はいつも天気が悪いイメージがある。こうして見ると魅力的な斜面に見えるが気持ち良いのは一瞬だ。「もうパウダーは勘弁してください」ってなるくらい快適な羊蹄を味わってしまうと、滑り重視の日に羊蹄以外の山へ行く気力が無くなってしまった。羊蹄山、なんて罪な山。

GR020741  しかし春は違った。道央圏はもうまとまった降雪は期待できないが、大雪の北面エリアはもう少し楽しめそうだ。夜に登り始めれば午前中には下山できる距離感もちょうど良い。3月から4月にかけてはこの辺りをガシガシ登ろう。何より僕はこの辺の山は夏も含めてほとんど登ったことがない。今日初めて上川岳に登り、まわりに見えている山の名前を調べてという流れが久々に新鮮で面白かった。

P3301637  春の山は北大雪に絞るとなるといよいよシーズン中一度も細板を使わなくなる。今日は適度にラッセルがあり山頂からの滑りは雪が深かったのでポンで正解だった。今週末もポンで行く予定。もう君さえいれば他に何もいらない。

GR020757  平日だし単独なので高速料金が高い。ということで下道で帰る。そうだ、12号で帰れば砂川でアップルパイが食えるじゃないか。砂川なかやさんでアップルパイを2個食べた。うんまい。このまま旭川に滞在して明日も土日も大雪といきたいところだが明日は仕事なので札幌へ帰る。美唄では雨が降っていて、江別ではみぞれが降っていた。札幌では降らなくていいから山に降ってほしい。

2017.03.26 (日)
ニペソツ山

GR020603  天気が良くて風も弱い予報なので表大雪をうろうろしようかと思ったが、だだっ広い大雪山を独りで歩いても写真撮影がちっとも面白くなくて気が乗らなかった。そんなわけで今日は消去法的に山を選んでニペソツへやってきた。前回見逃した赤いニペソツを見にきた。というのは口実でトレーニングみたいなもん。空は雲ひとつない快晴。星が驚くほど綺麗だった。立ち止まってずっと見ていたいほど綺麗だった。

GR020610  前回より出発を1時間遅らせてきたが日の出は20分早くなったのでもっと早く出るべきだった。雪面が堅くて速度が出ない。ラッセルしてまっすぐ進んだ方がマシだ。帰りは脚の疲れるスキーになりそうだ。

GR020613  日の出の時刻に前天狗に着かなかったが朝日に染まるウペペサンケは綺麗だった。二週間前に比べて雪はだいぶ少なくなっている。快適斜面はカチカチ地獄斜面と化していた。とてもシールで登れないので担いだ。こういうところでじわじわ時間をロスしたのが効いた。

GR020634  前天狗に到着後は板をデポして爪を履き淡々と歩みを進めた。雪の状態が良ければ板を担いで山頂から1,700mの鞍部まで滑ってみようかと思っていたがやめた。頂上滑降は来年の楽しみにとっておこう。

GR020637  後ろを振り返ると後続が2名。帰りにスライドした。日帰りとのこと。熱い。僕が出発してすぐに出てきたようだ。深夜に行動開始して長距離を歩くという僕らと同じ人種なのかもしれない。きっとまたどこかで会うだろう。

GR020640  頂上直下の壁登りは氷が薄くて堅くなかなかシビれる登りだった。下りは無理っぽかったので素直に夏道沿いにトラバースして帰って来た。

GR020651  今日の写真は人が写っていなくて寂しい。しかし空気はピリッと澄んでいて景色はよかった。大雪の方には雲がかかっていた。東大雪はスカッと晴れていたが、僕が滑降を始めたあたりから空は雲に覆われた。太陽の光で雪がベタベタにならないのでかえって好都合だ。

GR020669  脚をプルプルさせながら安全に下山した。登り返すところは雪が硬いので板を担いで歩いた。今日も往復9時間。滑りの写真を撮り合わないので下山は早かった。

GR020679  帰りに寄った三股山荘で「十六の沢林道は復旧が難しそうなので幌加温泉コースを整備することになりそう」と教えてもらった。それはそれで良いのだが、石狩岳はどうなるのだろう。石狩岳方面への分岐まで通せばその先は無事だそうなので、石狩岳は例年どおり十六の沢林道からのアクセスになるのだろうか。

GR020682  サウナに入りたかったので幌加温泉はパスして帯広まで帰ってきた。白樺温泉でたっぷり汗をかいて実家でまったり。晩御飯を食べたら札幌に帰ろう。この"金曜夜移動、日曜夜帰り"が本当に無駄。帯広で働きてえー。

GR020660  そういえば今年に入って3度目のニペだった。一月にも行っていれば"毎月二ぺ"にチャレンジできたのだが、それは来年にとっておこう。"毎月トム"にチャレンジ出来そうだったタカは今月で早くも終了となった。残念だったね。

2017.03.25 (土)
トムラウシ山(新得冬尾根)

GR020549  24時起床。2時間弱のドライブで東大雪荘へ。眠たいので15分ほど仮眠してから出発。今日は新得からトムラウシを目指す。ここからのトムラウシは3年前の1月にスノーシューで往復していて、以降スキーを手に入れてからは再訪していなかった。あの時は往復9時間ほどかかった。山スキーを手にいれた今ならどのくらいかかるのだろうか。という事でややタイムアタック的な目的も含めてやってきた。

GR020551  緑雲橋を渡って尾根に取り付いたらあとはひたすらラッセルラッセル。最近降った雪で適度に沈み込む。今日も太板で来てよかった。このルートは冬にトムラウシを目指すなら最短のルートで泊まりの山行でよく使われている。僕がネット上で日帰りの記録を最初に見たのはあんちゃんや先生の記録だった。今こそ多くの人に日帰りで歩かれているが、最初に冬に日帰りしようと思った人は凄い。

GR020557  1,800mあたりから猛烈な風に吹かれるがそれほど寒くはない。地獄ゴーグルを付けるほどではなかった。風から1月2月のような"殺る気"が感じられない。ぺたぺた歩いているといつのまにか頂上直下まで来ていた。ここまで板で来れたなら上まで板で行く。そして上まで板でいけるということは滑って下りれるということだ。

GR020563  南面のウィークポイントから登っていくとあっけなく山頂に着いた。1, 2月はまだ岩が露出しているが3月末ともなると雪の量はたっぷりで、あのイワイワ地帯が綺麗な斜面になっていた。これなら気持ちよく下りてこれそうだ。

GR020573  山頂は驚くほど穏やかだった。東大雪も大雪も十勝も、ぜんぶ雲の下で見えない。今日はどの山へ行くか悩んだがここでよかった。シールを剥がして頂上から滑った。妙高の岩尾根、谷川西黒尾根のナイフリッジ、鍬崎山の鎖場など、年末年始に対峙した難所に比べたらなんともない斜面だった。みなさんのおかげで僕も相当鍛えられました。

GR020591  帰りは広大な尾根をやりたい放題やって、しっかり付けたトレースどおりに森を駆け抜ければ愛車の待つ東大雪荘まであっという間だった。往復6時間かからなかった。夏道を歩いて往復するより速いのでは。カイムサンケナイをトラバースで迂回したのが時間短縮に効いた。これが山スキーの機動力か。新得ルートは昼までに下りてきたい春ならなかなか悪くないルートだ。また来年、次は展望のある日に来よう。

GR020595  時刻はまだ8時。東大雪荘はいれてくれない、しかめんは営業時間前。ということでゆっくり運転してガソリンを入れたり買い物を済ませて白樺温泉へ移動。開店15分前に着いた。既に20人ほどの開店待ちしている人がいた。愛されてるなあ。サウナ水風呂でガンガン汗をかいて、たくさん水を飲んでリフレッシュした。

GR020598  お昼前に実家帰宅。ひさびさにみんなでお昼ご飯を食べた。母さんに「雪崩敗退でもしたのかい」と言われた。まあこの時間に下りてきたのならそう思われても仕方ない。昨晩の睡眠時間は3時間ほどで既に相当眠たかったので昼寝をした。実にまったり。

GR020596  家の前には福寿草が咲いていた。まだ開いてはいない。帯広の今日の気温は8度だった。暖かい。もう本当に春って感じだ。道路の雪はほとんどない。自転車も積んでくるんだったか、いや今日はサイクリングまでやったら明日何も出来なくなりそうだ。おとなしく家でまったりしていよう。帯広最高。

2017.03.20 (月)
美瑛富士

P3201254 26時起床で朝ごはんを食べて支度をして旭川のホテルを出発。アルコールの勢いのおかげで7時間のあいだ1度も目覚めることなく爆睡だった。行き先は美瑛白金。1時間ちょっとで到着。近い。旭川に住んでいる人は2時間以内の運転で層雲峡や旭岳、天人峡、十勝連峰、北大雪や天塩など大きな山へ行ける。帯広も良いが旭川も羨ましい。札幌は大きい山が遠くてつらい。

P3200126 今日のお山は美瑛富士。今日は全道的に広く晴れる予報だが風が強い。当初は大雪を思いっきり歩くプランだったが暴風ホワイトアウトの中を長時間というのは勘弁してほしい。昨日のニセカウで大雪にはたっぷり雪があることがわかったので今日は滑りを楽しもう。というわけで前から行きたかった白金へ。美瑛岳、美瑛富士は羊蹄と特徴が似ていて「登って滑るだけ」の単純なルートだ。気象条件が厳しくなればいつでもシールを剥がして帰ってこれる良い山だ。獲得標高も1,200m以上ある。

P3201279 下の方は特濃のホワイトアウトでひどいもんだったが、高度をあげていくとガスが晴れた。視界はあるが今日も風が強い。昨日よりもっと強い。とても板を担いで立っていられる風速ではないが、幸いシールのまま山頂まで行けたので良かった。

P3200179 先日、愛用していたベルボンキューブ三脚が壊れた。なのでこの2日間集合写真が無くて寂しい。キューブは2つ目だが雪山でハードに使っているとすぐに壊れる。次は重たくてもよいからもう少し頑丈な三脚を買おうか迷っている。適当に集合写真が撮れればよい。冬の山頂の多くは風地獄だったり氷化していて高さのある三脚は立たないので「伸縮ナシで部品点数が少なく耐久性が高いヤツ」を買うべきか。

P3201357 「シールを剥がして滑降準備をしている様子の写真」がいままでありそうで無かったので撮ってみた。登りでは結構なラッセルをしてきた。雪は軽く深く抜群に良い事は保証されている。視界はあるので滑降準備はワクワクでテンション上がる。

P3201421 雪面が硬くても関係無くかっこよく降りてくる人。気温が高いせいかガチガチのアイスバーンは無く、上から下まで非常に気持ち良い斜面だった。今日は美瑛富士にしてよかった。

P3200302 あの濃密だったガスは嘘のように晴れた。芦別や増毛の山まで見える。今日あちらの山へ行った人はさぞかし素晴らしい景色を楽しんだことだろう。

P3200369 十勝、美瑛もいつのまにかスッキリ晴れていた。今日頂上まで行けた人はいるのだろうか。

P3200422 往復5時間丁度。行動時間は短いが気象条件が厳しかったのでそれなりに歯ごたえのある山だった。予定より随分早く降りてきたので周辺の温泉がやってない。占冠へ向かえば丁度湯の沢温泉の開店と同時に着きそうなので南回りで札幌へ帰ることにした。湯の沢のサウナでたっぷり汗をかいて、メイプルで塩ラーメンを食べて14時には帰宅。今日も道央の気温は高く江別の気温は8度もあった。これは今日もサイクリングしかないだろう。

P3201499 今日はパンクしないように地面をよく見て慎重に走った。恐ろしく天気が良い。風はあるが厚着をすれば寒くはない。60kmほど流して暗くなる前に帰宅した。栗山町や由仁町の農道は路肩は狭いがクルマがほとんど通らないのでめちゃ快適。登りが無いのが難点だが今日のようにシーズンはじめにふらふら流すには絶好のエリアだ。

P3201507 サイクリング途中のセイコマ補給をするといよいよ自転車シーズンが始まったと実感する。そういえば去年正式にセイコーマートが株式会社「セコマ」になった。セコマってなんやねん。どう考えてもセイコマ、セーコマでしょう。周りにセコマなんて言ってる人を見たことが無い。僕の周りだけなのか。どうしてそうなった…。

P3201508 久々にロードバイクに乗ると下ハンのポジションを維持するのに使う筋肉がバキバキに疲れる。首と肩と腹と背中。この辺は補強で鍛えるのは難しくて外で自転車に乗るしかない。せっせと楽しく乗っていればすぐに去年の全盛期並に戻るだろう。体重も減るといいな。
 今日のように「昼前には下山して昼食温泉で休憩。午後に陽が高くなって気温が上がったら自転車に乗る」というハイブリッドな遊び方は非常に効率が良かった。これからの時期は昼過ぎの山は様々なリスクがあるので、日の出前の景色と滑りを楽しんだら太陽が高くなる前にさっさと下山する。朝は気温が低すぎてつらいサイクリングも、昼ならグンと快適になる。丸一日乗り続ける自転車力はまだ戻っていないので午後から3~4時間乗るくらいで丁度良い。

P3201515 帰宅後は山の片付けと次の週末の準備をした。それから溜まっていた3日分の日記を書くべく近くの珈琲屋へ移動。めちゃくちゃ集中してオリャアッと書いた。急に自転車シーズンが始まったものだから全く自転車のメンテナンスができていない。買うものがたくさんあるので自転車通販サイトをだらだら見ながらのんびりした時間を過ごした。輪行袋をポチッた。今年はやります、輪行サイクリング。

2017.03.19 (日)
ニセイカウシュッペ山

P3191126  日月は連休なのでタカと遠征へ。一日目はニセイカウシュッペ。深夜1時に自宅を出発して上川へ。道央道はえらく空いていた。土曜深夜のクルマのお供はFM80.4のゲリラレディオ。3月は番組が終わる月。いつ打ち切られてもおかしくないゲリラヂだが先週は特に改編について触れていなかった。無事生き残ったのかと思いきや番組終了5分前に終了のお知らせ。悪い予感は当たった。やはり生き残れなかった。ありがとうございました。まあヤーマン講座以外はそんなに面白くは無いので…。これはきっとこの番組が面白かったんじゃなくて、あの3人が喋っているのが面白かったんだろうな。

P3190023  前回は茅刈別川を滑ったがあまり楽しい斜面ではなかった。次に来るときは尾根を滑ろうと決めていた。天気が良ければ大雪山を眺めながらの滑降を楽しめるが、あいにく今日は辺り一面真っ白で大雪さんの姿は拝めそうにない。

P3191135  上の方はなかなかの風雪だった。ここ最近地獄ゴーグルのお世話になっていなかったが今日は堪らず完全防備。頂上直下はバリバリだったので板を担いで爪。久々に持ってきた装備を全部使う厳しい山だった。特に風速はかなりのもので、担いだ板が煽られてフッ飛ばされそうだった。板を取り付けたザックが風に煽られてベルトが引っ張られる。肩にグイグイ食い込んで痛い。

P3191151  風に耐えて頂上へ出たら雪庇を盾にして滑降準備。板を履けば怖いもの無し。氷化斜面をガーッとトラバースして高度を下げ、雪が柔らかくなったらあとは落ちるだけ。多分木曜日に降ったものだと思うが想像以上に軽く深い雪で気持ち良い滑りだった。

P3191223  沢まで降りたらあらかじめつけておいたトレースを登り返す。シールを剥がして楽しい森スキーの準備をしていると8人くらいのパーティが山頂を目指していった。これからあの地獄に突っ込むという。ご安全に。帰りに彼らのテントの横を通った。昔ながらの円錐のテント、しかもかなり巨大で煙突まで付いていて本格的だった。居心地が良すぎて早起きするのがつらそうだ。

P3191235  下山後は旭川の街の中まで移動して本日の宿へ。冬の旭川はホテルの料金が下がるらしく、駅周辺の普通のホテルに3~4,000円で泊まれるようだ。素泊まりが設定されているのが我々山屋には嬉しい。記録を書いて明日の支度をしたら17時。まだ明るいが飲みにいこう。近くの焼き鳥屋で今日も腹一杯動物性タンパク質を摂取した。さらに今日はアルコールもがぶがぶ飲んだ。かなり気持ちよくなってホテルに戻って19時には寝た。
 いつもクルマ移動や山の中で長時間一緒にいるタカとは話のネタも尽きている。久々に二人で飲みに行ったからといって特に新しい話のネタは無い。だが楽しかった。多分毎度毎度同じ話で盛り上がっているのだと思う。今シーズンはあの山がキツかったとか、あの山が良かったとか。夏になったらあの沢へ行きたいとか、去年のあの沢はキツかったとか。何度何度も同じネタで盛り上がれるなんてお得だな。まあ山屋同士でする話なんてどこもそんなもんだろう。

2017.03.18 (土)
浜益岳

P3180989  金曜夜は社内飲み会。2月に異動してから新チームで仕事をすることになったが、なかなかみんなの都合が合わずに決起会ができなかった。ようやくみんなの予定が合ったので待望の飲みへ。メンバーの100%が血気盛んなメンズで構成されているので行き先は焼肉になるのは必然だった。焼肉はノーカーボだ。これでもかってくらい動物性タンパク質を胃袋に詰め込んだ。これで一ヶ月は肉を食わなくてもいいな。

P3180995  帰宅後チョロッと仮眠して移動。羊蹄か浜益か直前まで悩んだ。中山峠超えの運転が面倒ということで行き先は浜益に決定。峠無し、信号少ない、動物も飛び出してこない。このエリアは非常に運転が楽ちんだ。自宅から90分で林道ゲートに着いた。30分仮眠してから出発。

P3181003  ここ最近まとまった降雪は無い。気温は高かった。斜面はカッチカチだろう。細板で来るべきだったかもしれないが筋トレがてらにポンで来た。細板のシールメンテをまだやっていないというのが本当の理由。尾根に出ると右手に群別と幌天狗が見えた。幌天狗の向こうから陽が昇る。天気はまずまずか。

P3181078  山頂はガスがやってきて晴れてを繰り返している。タイミングを見計らって群別と記念撮影を。風は強いが気温は高くて居心地が良い。のんびり滑降準備をして沢から滑り降りた。雪はそれなりに良い。アイスバーンは半分くらい。両足のエッジを使って少ない力でアイスバーンを削る練習をした。難しい斜面だと外脚に10割の力で板を制御しようとしてしまい、すぐに脚が疲れる。もっと練習して難しい斜面も疲れず早く安全に降りれるようになりたい。

P3181121  外気温は6度で日差しが出ていて暖かい。自動二輪やロードバイクの人を何人か見かけた。これは僕もシーズンインするしかない。温泉も食事も飛ばして最短で帰宅し、自転車を適当にメンテナンスして出発。寒いが気持ち良かった。15kmほど走ると痛恨のパンク。替えチューブを入れてCo2をプシュッとやるがチューブに穴が空いていたのか噛んでいたのか失敗。修理するのも面倒なのでパンクしたまま帰ってきた。パンクしていても意外と普通に走れるものだ。昨年はいきなり200km走るというショック療法的シーズンインだったが、今年もパンク走行というエキセントリックシーズンインだった。さすがに乗り心地が悪くて腕と尻がビリビリする。今年は滝野真栄に変わるホームコースを開拓するのが課題だな。

2017.03.12 (日)
ニペソツ山

GR020412  土曜日は久々に自宅へ帰ってきた。休む間もなくタカと合流し東へ移動。行き先は東大雪ぬかびらユースホステル。昨年の1月もニペソツへ登る前日はここへ泊まった。ここから幌加温泉や幌加ダムまで20分で行けるので東大雪の登山基地として重宝している。素泊まり4,200円、ユースホステル会員だと3,550円で泊まれる。モンベルクラブの年会費に700円足せばユース会員がついてくるので、年2回以上YHを利用するなら会員になった方が良い。道内のYHは他にも旭岳、美瑛にある。大雪、十勝の基地として使えるので今度利用してみたい(層雲峡にもあるが夏季のみ営業)。一人なら年中車中泊でいいのだが、二人以上だと安い素泊まり宿で支度をすると体調万全で早出出来るので捗る。
 今回のメンバーは僕、タカ、siro氏、D君の4人。こんな大人数で山へ行くのは年に数回も無い。みんなで静かにちびちび酒を飲み、明日に備えて20時には寝た。

GR020422  24時起床。朝食を食べてチャキチャキ支度をして出発。前日のトレースがあり、トレースを外れてもそれほど雪は深くない。今日は前天狗での日の出に合わせて1時出発としたが予定よりかなりハイペースで高度が上がる。前天狗には予定より1時間半も早く着いて真っ暗だった。星空とニペのシルエットが美しい。糠平の町の灯りも見える。じっとしていると寒いので日の出を待つという選択肢は無かった。

GR020456  前回幌加温泉から登った時は夏道沿いに付いたトレースを辿ったおかげで帰りが大変だったので、今回は真面目にルートを作ってきた。これは大成功で下りはノーストレスだった。これ以上縮めるところは無い。これならラッセル付きでも11時間程度のコースだろう。来年もまた来たい。

P3120661  前天狗から先は板を脱いで山頂まで歩く。昨晩降った雪が岩を隠している。地面に足を置くまで雪か氷か岩かわからないので難儀した。結構な積雪だったので板のまま山頂まで行けたかもしれないが、岩でシールがズタズタになること必至なので徒歩で良かっただろう。

GR020486  出発時は-16度とそれなりに冷え込んでいたが、山頂に着く頃には-4度にまで上昇した。昼まで山に居ると雪が腐って厳しい下山となる。もうそんな季節だ。これからは遅くとも11時には下山できるような計画を立てよう。

GR020512  視界良好で風も弱い。耐風装備もガイド先生も出番が無い好条件だった。

P3120824  前天狗東の大斜面の雪は極上だった。昨晩の降雪には感謝だ。もし日の出時刻に合わせて1時間遅く入っていたら帰りは大変だったろうと思う。赤いニペソツが見れなかったのは残念だが来年の楽しみにとっておこう。

P3120867  前回は一人寂しく滑ってきたので今日は写真を沢山撮れて幸せだった。

P3120957  滑りを楽しんだ後はシールを貼って沢筋から尾根に50m登り返す。往路で下る時にしっかりトレースを付けておいたので5分もかからず登れた。捲きが困難だったり登り返し必至の場合は潔く一旦下る。そのときどこを下りれば帰りに楽できるか、滑りを長く楽しめるかを考えて線を引こう。

P3120889  下山は林道を飛ばして1時間。幌加温泉で汗を流し、音更インデアンで満腹になって16時には帰宅。出張と山の片づけをして次の山の準備をして早めに寝た。先々週の水曜日から帯広遠征-関西出張とシームレスに家を空けていたので12日ぶりの我が家の布団だった。

 今回は動画担当D君とは別に自分でも動画を作ったのでよろしければぜひ。

2017.03.05 (日)
芦別岳

P3050439   4時行動開始です。などと言っておきながら目覚めたのは3時過ぎ。あかん、寝過ぎた。ここ帯広実家から芦別岳の山部まで2時間はかかる。D君には遅れるから先に行っててと連絡してクルマを走らせた。道東道はなかなかの吹雪だ。占冠ICで下りて下道を走るとまだ除雪されていなくて道路はモコモコだった。カラマツ林道に着くと車が一台。先に行ってくれたようだ。5分で支度をして立派なトレースを追いかけた。

P3050446  雪はかなり深い。一晩で50cm近く積もったようだ。先行のD君は激しいラッセルを強いられている。これなら追いつけそうだ。出力全開でトレースを飛ばして追いついた。心拍数を上げ過ぎて気持ち悪くなった。この感じは久々だ。追いかけるのは燃える。

P3050457  半面山までは尾根が盾になるため風を感じない。ずっと登りで身体はポカポカだ。しかし半面山以降は地獄だろうから早めに完全武装した。仮に早めに耐風装備をした結果地獄でなかったとしても脱げばいいだけの話。地獄に突入してしまってから装備を替えるのはキツい。面倒くさがらずに早めの耐風装備を心掛けたい。

IMGP8450  僕が来る時は毎回半面山以降はカチカチでシールのまま上まで行けた試しがない。しかし今日は違った。山頂まで容赦無くラッセルだった。おかげで板で上まで行けた。ノーアイゼン万歳。

P3050476  頂上でシールを剥がしてテイクオフ。上の方はガリガリのハイマツ帯だが特に問題無かった。最近悪いところを滑るのも楽しくなってきた。疲れず安全に突破できると妙な達成感がある。固い春スキーもそういうスポーツだと思えば実は結構楽しいんじゃないか?

P3050500  シュカブラを抜けると激パウに突入した。楽しい時間はあっという間に終わる。半面山まで登り返し、最後は快適な尾根スキーを楽しんだ。芦別岳は300mからスタートして1,750mまで上げる。帰りは登り返しもあるので実は羊蹄ピストンと同じくらい登れて滑れる。

P3050544  今日は第2日曜日なので占冠物産館はお休み。湯の沢温泉で汗を流し、ご飯もここで食べた。D君には動画作成をお願いして僕はちゃちゃっと記録を書いた。二人とも仕事は早い。スーパーマウンテンレコードクリエイターを名乗ろう。
 その後はゆっくりする暇は無く占冠から自宅へ。明日からの関西出張に備えて前日入りする。水曜日に準備しておいた仕事道具を担いで千歳空港から伊丹へ飛んだ。乗客の半分が大阪からの修学旅行生だった。離着陸の度にワイワイキャーキャー歓声が上がって楽しそうだ。普通の会話なのに聞いていて面白い。大阪の人はみんな生まれながらにして何か持っているのか。

GR020363  前回と同じく仕事場までバスや電車は使えない。空港を下りたらクルマを調達して2時間半の運転だ。疲れとの戦いになるかと思ったが、いつもと違うクルマの運転は非常に楽しい。日付が変わって25時にホテルに到着。長い一日だった。4日間よく遊んだ。明日からまたせっせと働こう。

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